2016年6月4日土曜日

オフショア編その53

 6/3(金) 遊心丸にて出船。後輩Cとそれぞれ別々に予約したら、この日が重なったので、途中合流して乗り合わせ。

 晴天、凪、風少々と過ごしやすいコンディション。ただ朝方は少し寒いくらいだった。
 乗船者は私と後輩Cを含めて4人。こんなに少ないのは何時以来だろう。私はキャストメインなので、人が少ないと投げやすい。

 本日もミヨシスタート。活性が渋いようでキャスティングはもちろん、ジギングしてるひと達も釣果がなかなか出ない。
 朝一は鳥山狙いでボイルしてるところを狙う。
 船長の言う140㎜以下のクリアのプラグを前日仕入れてきたが、潜るタイプのため釣れる気がしない。しばらく投げてみたが全然駄目。

 小型のプラグを投げるときは、昨年買ったZenithのCurrent Line Dolphinfish Spec CDS-70ML。大型プラグは投げにくいのだが(そもそも適合ウェイト20-60g)、小型プラグならサイドスローでも投げやすいということに気が尽きた。
 船長のロッドのうちひとつはまったく同じもの。そのため移動直後にロッドを竿立てから抜くとき、近くにあった船長のロッドというかタックルと間違えてしまい、そのままキャストしてたらヒット。ガンド。
 その際に間違いに気が付き、自分のロッドに戻したわけだが、もっとトップを探れるクリアな小型プラグに交換しないと釣果が出ないなと思って道具入れのドカットをみると。昔、オフショアの駆け出しのころに訳も分からず買ってみたDorado Sliderの38gがあったので、そっちに変更。これならトップで水飛沫があがる。
 船長からはフックをバーブレスにしろという指示。確かにバーブレスならネットを使っても外しやすいし、そもそも船上にあげたら自動的にフックが外れることも多いので手返しも良くなる。万一ひとにあたっても被害が少なくて済む。

 鳥山に近づいてキャストのスタイルで、そこからガンドをふたつ追加。ひとつはDorado Slider、もうひとつはSpikeにつけた別注平政。

 やがて鳥山はなくなり、しばらく船中全員無反応タイム。たまに私もジギングしてみるがもちろん反応はない。

 しかたないので根魚狙いにしばし移行。しかし、私は根魚ひとつバラしただけ。小さなジグを海底まで送り込みやすいように0.6号のPEにしたら、根掛かるとすぐ切れる。そのたびにリーダーから繋ぎなおして時間を費やすばかり。だからといってスローにしても反応はない。

 となりでは後輩Cがインチクでカサゴをそれなりにあげている。
 しかし、船全体でみると根魚の活性が低くてあまり釣果がでないことから、また青物狙いに戻る。

 もう鳥山はない。ボイルもない。
 魚影を探して船は移動しては止まり、ジギングのひとたちは黙々としゃくり、キャスティングの私はひたすら投げ続ける。

 そして、回収のタイミングで派手に海面が弾けてヒット。ブリ。

 鳥山もボイルもないけれど、ここからキャスティングへの反応が急激にあがる。
 チェイスがあったり、派手に海面爆発してアタックがあったり。ヒットが続く。キャッチしたりバラしたり。2本目のブリは大きい。8kgクラス。これだよ、これ。これがキャスティングだよ。という感じ。

 写真は最初のブリ。













 と、船長と私だけがキャスティングで盛り上がるなか、ここまでフクラギふたつしか青物を上げていない後輩Cがなんだかさみしそうだったので、ロッドを貸してやる。Spikeのほう。

 すると後輩Cは数投でヒットさせるが、潜られた末、ラインブレイク。根ズレと思われる形でリーダーが擦れて切れていた。私の愛用する別注平政をロストされてしまう。
 そしてキャスティングやったことがない彼がキャスティング用のスプリットなりそれ用のプライヤーなりをもっているわけもなく、私が付け替えてやることになり、その間、私のタックル(Current Lineのほう)を貸して彼にキャスティングを続けさせる。そして、私が付け替えている間中、後輩Cはバラシをずっと続ける。4回ほどだろうか。
 
 ほどなく私が戻り、タックルを交換して、投げ始めるころには、バラシまくったせいで活性が下がり気味。
 それでもブリを追加。
 活性が下がった中で後輩Cは投げ続け、バラシも続けたが、とうとうブリをキャッチ。船長からは「追試」命令を受けていたが。

 12:00過ぎ、沖上がり。
 結果、ブリ4本、ガンド3本、フクラギ1本。バラシは2度。すべてキャストによるもの。根魚も欲しかったな~。
 後輩Cはブリ1本、フクラギ2本、カサゴ8匹程。



 後輩Cには、金も掛かることだし、キャスティングはこれまで水を向けることを敢えてしてこなかったわけだが、投げてみてバラシてみて釣ってみて、となると、もう引くに引けないことになるだろう。竿なんて高いの要らないし、リールも高いの要らないから、と船長からのアドバイスを受けて、本人はもう買う気十分。何にしようか帰りの車の中で候補を挙げていた。決して悪い先輩が無理やり誘ったわけではない。

 でも、一度キャスティングすると戻れないんだよね。

  

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