2020年7月25日土曜日

オフショア編その104

 7/22(水) ひまわり号にて出船。曇り。凪。風も穏やか。
 この日は人間ドック。空いたその夕方をアカイカに当てるという日程で臨む。最初はひとりで乗船するつもりで予約。その後、友人STを誘ったら是非行きたいとのことで一名分予約追加。それが既にひと月ほど前の話。足が痛み始めてからもうふた月も経つというのに、相変わらず治ってない。それどころか日曜から再び左膝が腫れ始めてしまい、月曜の朝、まず病院へ行き炎症止めの点滴を受ける始末。誘った手前、キャンセルするわけにはいかない。果たしてなんとか腫れも収まり痛みはあるものの無理しなければイカ釣りも大丈夫そう。立ちっぱなしにならないよう、膝に負担がかからないよう、腰掛ける時間を忘れないようにしながら臨む。
 友人STとは16:00にフィッシャーズで待ち合わせ。基本的に道具は私のものを使ってもらうが、多少は自前でも用意してもらう。その後港で受付を済ませて氷を買って、最後にコンビニ行って食料買い込み。さあ準備万端。
 だが、最後の1組が現れない。アカイカ船が次々出港するのを眺めながら待つ。結局出船は18:15過ぎ。釣り場について投入する頃はもう19:00近く。すぐさまライト点灯。
 この日の釣り座は左舷のトモ。去年ひまわり号に乗った時も左舷のトモだった。トモに腰掛けられるスペースがあるので脚が痛い私としてはとてもありがたい。膝に負担にならないよう適宜腰掛けたりなんだり出来る。
 さて、釣り開始からしばらくして、同船者にヒットし始める。30分ほどでSTにもヒット。アカイカ。15cmほど。私には反応がない。ライト点灯とはいえまだ少し明るさも残る時間帯。この時間帯を私は苦手としている。底べったりのこの時間帯はなんだか掴めないのと同時に、完全に暗くなってからとは反応するカラーも違うような気がしていて、どう過ごせばいいのかいつも戸惑ったまま無為にやり過ごしている。
 そしてまたSTにヒット。25cm余りの良型。
 そのうち陽も完全に落ちてわたしにも掛かり始めたが、小さい。トルクのある良さげな引きを見せるのはスルメばかり。スルメがなかなか良い型が揃う。いわゆるムギイカサイズなし。
 さて、この日は基本的にベタ底。船長によれば最近は棚が上がってこないらしく、終始ベタ底とのこと。水深は50m超。底から1〜5mを中心に探っていく。
 アタリのカラーがなかなか見つからない。暗くなったのでエースカラーのピンク紫を投入するも反応がない。浮スッテに紫色を試すがこれも反応がない。紫の効かない日のようだ。いろいろ交換してみる。前回の釣行で効果の高かったピンクをすぐに試すのは安直に思われたので何度かカラーチェンジしたが、結局ピンクにすると反応が改善された。しまいには上下ともにピンクへ。上下同じカラーっていうのも馬鹿っぽいがどちらにも掛かる。鉛スッテのピンク一色はバレーヒルのメタリンとヤマシタの錘スッテを持っているのだが、釣れるのは錘スッテだけ。ピンクならなんでもいいわけではないようだ。浮スッテはez-slimのピンク。
 この組み合わせを、最初の勢いの止まったSTに渡す。自分は他のカラーの組み合わせを探ろうと考えたが、アタリが見つからない。そしてSTに渡した釣れる組み合わせの方も沈黙へ。
 ここでこっそりひっそり餌巻きエギ投入。餌は塩漬けのササミ。オモリグ仕掛け。これをスピニングタックルにつけて置き竿にしておく。そしてヒット。スルメ。ふたつみっつあげた後、アタリの止まったSTに勧める。場所ごと交代。餌巻きエギは最初からアカイカ初挑戦の彼が苦戦した時に備えて用意していたもの。餌巻きエギにはスルメが掛かる確率が高いがたまにアカイカも掛かる。餌巻きの棚は最初は底付近にしていたがイマイチなので2色ほど巻いた辺りでキープするとコンスタントに掛かるようになる。30〜35mくらいだろうか。
 終盤になっても活性は上がらず、船長が移動を決断。
 だがしかし、移動した先でも対して釣果はほぼ変わらず。
 移動後は、シェイクしまくってからホールド、のパターンで乗ることが多かった。
 スタートが遅かった分、終了も遅め。24:00過ぎ、終了。最後まで低活性。
 棚は一番上でも21mで、下はベタ底。この間を探りまくる感じ。船中ではパラソルサイズもポツポツ。でも私には大きいのは来ない。大きくてもせいぜい25cm足らず。

 結果、アカイカ15匹、スルメ7匹。友人STは合わせて15匹。