2017年2月20日月曜日

アイテム編その9

 DG06が届けられた。
 前回の続き、’07 Sephia BBのギア類に早速塗りたくるため、再びバラす。
 バラすのも早くなった。
 慎重にサービス用グリスDG06をピニオンギヤやドライブギア、ウォームシャフトなぞに塗ってみる。たくさん塗るとかえって重くなるということを考えて、少しずつ塗ってみる。
 で、滑らかになるかというと、なんかそんなに変わらないぞ。
 おかしいな。ゴリゴリというよりはショリショリ程度なのだが、滑らかというにはすこし物足りない。

 グリスが少ないのか。グリスをだんだん足してみる。
 確かに余り少ないとギアに持っていかれるのである程度はいるようだ。もし海水が入り込んだらと考えると少な過ぎるのも考えもの。で足してはみるがあんまり改善しない。

 うーむ。ではベアリングか?

 というわけで次はベアリングの交換を考えてみる。純正パーツは高い。ひとつ1,200円。今回ばらしている部分のベアリングは三つ。三つで3,600円。BBの値段を考えてみると、3,600円の投資は高過ぎ。新品を買いなおしたとしてその1/4弱が掛かる計算になる。

 純正という選択はない。
 では、非純正ならどうだろう。どうせベアリングはシマノが作っているわけではない、はず。

 ’10 Sephia BBのパーツリストを見ればサイズらしきものが書いてある。明記されていないが、「ボールベアリング(7×13×3 SARB)」というようにサイズらしきものが書いてあるではないか。内径×外径×厚さと思われる。
 BBの部品は開放型のボールベアリング。しかしこれだとぴったりのサイズが一部見つからない。両面シール型のベアリングのほうが種類がある。なぜ開放型ベアリングを使っているのかはわからない。両面シール型のほうが潮をかぶっても耐久性ありそうな印象。高回転で熱が籠って云々はリールごときの回転数では問題ないだろう。というわけで両面シール型のステンレスベアリングをネットで注文。安い。送料がかかるけど、それを合わせても三つで1,500円ぐらい。ひとつ300円ちょいぐらい。

 さて、飲み会のあった晩、帰宅してみるとベアリングが届いていた。
 今日はあまり酔ってない、だから大丈夫と思った私は早速リールをバラシに掛かる。
 交換するベアリングは、ピニオンギアについているものひとつとドライブギア、つまりハンドルのギアの両側のふたつ。
 まずドライブギアの大きいほうを交換。あれ、なんかしっかりはまらないような。いやこれでいいのか。元のに戻しても同じぐらいのとこで止まる。ボディの蓋も閉まるからこれで良さそう。
 次にドライブギアの小さいほうを交換、いや、外れないぞ、えらく固いぞ、これ。では後回し。
 ピニオンギアのほうを交換、いや、サイズが違うぞ、嵌まらん。ベアリングが大きくて入らない。あれれ。いや、間違えたわけではない。'10 Sephia BBのパーツリストのとおりだ。そう、’10のとおりだ。こいつは’07。サイズ違ってる!1ミリ大きいぞ。
 もとのベアリングを測って確認しとくべきだった。
 絶対入らないので、これは諦める。
 では、ドライブギアの小さいほうに再挑戦。
 ラジオペンチを使って固いベアリングをなんとか外す。新しいベアリングは、はまらない。サイズはあっている。

 と、ここで記憶が途切れる。
 目が覚めると床に転がっていた。3時過ぎ。あー、歯を磨いてちゃんと寝よー。組み直すのも明日明日。おやすみー。

 翌日の晩、再度挑戦。よく見ればドライブギアのシャフトのベアリングの嵌まる部分の端が1㎜ほどの幅で少し膨らませてあって、その段差により簡単に外したり嵌めたりできない感じ。一度嵌まると緩んではずれないようしてあるものと思われる。これでは全然嵌められないぞ。
 そういや、もともとのベアリングはどこいった?あれ?ないぞ、ない。どこにもない。昨日どうしたっけ?あー、寝落ちしてたんだったな、ベアリングをなんとか外した覚えしかないぞ。
 しかも無理に嵌めようとした新しいベアリングが途中で押すこともひくこともできなくなってしまった。外すに外せないし、きっちり嵌めようにも段差を乗り越えることができない。
 さらにその翌日、友人M氏とLINEで雑談。木片などでたたくと外れやすいよとアドバイスをもらう。
 おもちゃ程度の木槌があるので、それでコンコン。軸に対して水平というか垂直というかが保ててないとそうなりやすいんだそうな。少しズレて移動したように見えて期待したが、さりとてなかなか外れない。思い切って、これもラジペンで力任せに外す方向へ力を掛けると、外れた。外れた拍子に飛んでった。おぉ!どこ行った?もとのが見つからない状況でこれもなくすとまずいぞ。
 きっと、元のベアリングもこんな風にどっか飛んでったんだな、覚えてないけど。

 机の周りを片付けつつ、探すこと1時間。なんとか発見。

 しかし、はまらないものをどうしたものか。幸い、ボディの外側から嵌めるととりあえずそこには収まり、リールとしては使える。しかし、ハンドルを絞め過ぎると重くて回らなくなるので軽く締めて使うことになる。これでは潮をかぶった時に内部に簡単に海水が入ってしまう。
 とりあえずその状態で遊心丸に持ち込んだが、使う気になれず、エマージェンシーバックアップという位置付けのまま、出番なし。

 そして、この状態をなんとかすべく、本日、ネットで調べてみた。

 ベアリングを嵌める技、それは温めること、もしくは均等に力を掛けて押し込むこと。
 均等に力を掛けるための道具もないことだし、温めてみることにして、湯を沸かす。ベアリングを温める際は120℃までだそうで、でももっと高温になるヒートガンを使ったやり方のほうが多いようだが、そんなものはないわけで、沸騰した湯で100℃近くまで熱してみたらどうだろうかと。そういうやり方が書いてあるサイトもネット上にはあるわけで、ナイロン袋に入れて沸騰させた湯につけて、ドライブギアに嵌めてみるがまったく効果なし。そりゃそうだわな、その程度でまともに膨張するとも思えんし。バカっぽいな。

 ふとみると、でかくて使い道のないベアリングがそばに転がっている。これを上からかぶせて木槌でたたいたらどうかな。新品のベアリングだけど今は使い道もないし。
 と、思い立ってすかさず実行。コンコン叩くと、いとも簡単に段差を乗り越えてぴったり収まった。あーすっきり。
 
 全部組み直して回してみる。
 
 あんまり変わってない。なんかすこしだけショリショリ感が残っている。もうどこが悪いんだか。ピニオンギアのベアリングも買い直して変えてみるべきか。
 まあ、小イカ釣ってる分には問題ないレベルなんだけど。

 そんなこんなで、これで一応の決着としたい。
 今回の試行錯誤でリールのメンテについていろいろ考え、試し、その割に効果もあったようななかったような、そんな程度の話だが、これはこれで楽しいと感じている。


 そしてパーツクリーナーは実は思いっきり可燃性だということに気が付いた。幸い、たばこも吸わないし、ファンヒーターも使ってないのでよかったが、この手の物にはもっと注意を払おうというのが反省点。
 

オフショア編その63

 2/18(土)遊心丸にて出船。最近出船確率高いな。
 晴れ、時々曇り。
 前日までの風は収まっている。ただ波が残っていて、その点が心配だったのだが、集合を8時に遅らせて様子を見るという船長の話により、7:45過ぎに到着すると「遅いよ、みんなお前を待ってたんだよ」と船長に言われる。あれ?

 まあ、そんなこんなで「今日もミヨシ。あとは左舷。人数少ないから広く使えばいい」とのこと。私以外は餌釣り。
 広々と使えてそこはありがたいのだ、問題発生。なぜかこの日は船酔いしてしまったのである。
 いつも朝早すぎて車の中で気持ち悪くなって、船に乗ると直るというパターン。車酔い対策として出掛けに酔い止めを飲んでから出るのだが、この日は朝は余裕の8時集合だから、車酔いの対策は要らないんじゃないかと思って、酔い止め飲むのを止めてみた。そしたらそれが裏目に出たようで、肝心の船で酔ってしまったのである。前回前々回と比べても波は同じかむしろ少しおとなしいぐらいなのだが。

 最初のひと流し目がおわったあたりでリバース。あー気持ちわるー。
 風が冷たく寒い。これも原因のひとつか。そういやネックウォーマー忘れたな。いつも来てる青いシャツも忘れたからその分も寒い。

 そしてふた流し目。

 なんとヒット続発。一回投入するごとにほぼ何らかの反応があり、よくヒットする。
 最初の魚は、ムシガレイ。30㎝ぐらいか。スーパーで売ってる奴より結構大きいぞ。役と美味しいぞ。刺身にしてもいけるぞ。
 その次は結構引いたから期待したけどレンコ。30㎝ぐらいか。レンコにしては大きいぞ。刺身が上手いぞ。焼いても上手いぞ。
 そしてその次は、本命アマダイ。すこし小さいぞ。37~38㎝ぐらいか。焼いても刺身にしても昆布締めにしてもレンジで酒蒸しにしても松かさ揚げにしてもおいしいぞ。
 その次はレンコ。先の奴より若干小さいぞ。

 釣れると船酔いも解消される。
 この日のテーマは、積極的な再投入。一か所で粘るよりも早めに見切って違う場所をサーチするほうが釣果が伸びるはず、その確認という感じ。投入ごとに着底まで待つ時間がかかり、時間がもったいない部分はあるのだが、釣れないまま粘るよりはいいはず。
 そしてこの連発でやはりこの考え方は正しい、と思われた。俺は何かを掴んだのかもしれない、とも思われた。のだが・・・
 
 2流し目の終盤あたりで反応が消える。まあ、これはポイントからずれたということもあるだろう。
 3流し目の最初あたりでガシラ25cmぐらいとムシガレイ追加。ムシガレイは先のものとほぼ同じサイズ。

 このあと、あたりがぱたりと途絶える。
 積極的な再投入も、一か所での粘りも、効果なし。こうなってくるとまただんだん気持ち悪くなってくる。波は収まらない。 二度ほどマーライオン化。
  キャストしても割とすぐに真下に鯛ラバが来る。潮が動いてない証拠。

 反応ないんだからカラーをドンドン変えていけばいいのだが、しかし何分にも船酔いがひどくてネクタイ変えるような細かいことはさらに具合が悪くなるのでやれない。やる気になれない。典型的な船酔い症状だなという自覚はあったのだが、どうにもならない。
 ミドリをつけたベイトタックルを試すが釣れる気がしない。
 スピニングタックルに戻して、思い切って何とか赤に変えてみるが反応なし。さらにオレンジに変更。あー気持ちわるー。

 オレンジにしてからは、コツッとバイトはあるが乗らないことが続く。オレンジだし、他の人の状況から言っても、レンコのチャリコ。そこはまず間違いない。
 たまに乗るが、何度かバラす。バラす理由は小さいから。魚自体に重みがない上にロッドが柔らかくフッキングの力が強くならない。どうせチャリコだからどうでもいいのだが、釣れないとつまらないし、船酔いも改善しない。
 ようやくあげてみると予想どおりのレンコのチャリコ。これはリリースサイズだわな。

 てな感じでその後もコツッとくるけどならないのが続き、そのまま時間切れで沖上がり。

 結果、アマダイ1、ムシガレイ2、レンコ2、ガシラ1。他にレンコのチャリコ1。
 最後まで波が収まることはなかった。
 疲れた。寒い1日だった。



 港までの帰路はトモで縮こまって座っていたら眠気が襲ってきた。
 もう疲れたよ。なんだかとても眠いんだ、パトラッシュ・・・

2017年2月12日日曜日

アイテム編その8

 前回のアマダイ釣行でリールがおかしくなったことをきっかけにメンテナンスをまじめに考え始めた。
 SephiaCI4 C3000SDHはメーカーメンテナンスに出してみた。ExsenceCI4の4000sも。後者はずっとましなのだが、負荷をかけてみるとなんだかスムーズではないみたいなのでついでみたいなもの。

 さて、手元には一度海水に浸かってしまいゴリゴリになったSephiaBBがある。落としたわけではない。人の和船でエギングに行った際、帰港途中に船底に海水が溜まり気が付いたらそこに浸かっていたいたというわけ。
 これをメンテの練習台にして、自己メンテに挑戦してみようとおもったのである。うまくいけば今後メーカーメンテに出さずに、つまり金も時間もかけずに、リールを好状態に保つことが出来るはず。その分手間はかかるけど、それも釣りの一部として楽しめそう。

 いままでメインシャフトのところのワッシャみたいなやつ(スプール座金というのが正しい)が外れなくてローター(ベイルを支えているでかいパーツ)が外せず、したがってピンオンギアあたりをバラシて洗浄するといったことが出来なかったのだが、スプール座金を外すことが出来たので、話が一気に進展。

 なんでスプール座金が外せなかったか、単にきっちりはまっていて外せなかっただけ。無理やりだとひん曲がりそうで手を出さなかったのだが、精密ドライバーなんかを使って少しずつずらしていって外すことに成功。一度外せるとわかったら、そしてひん曲がるほどのものでもないということがわかったら後は気軽につけたり外したり。

 で、中にあるベアリングなどの汚れやピニオンギアのグリスなんぞをティッシュペーパーなんかで拭き取って改めてシマノのスプレーグリスやスプレーオイルを指し直して組み上げてみた。
 しかし、あんまりゴリゴリ感は改善されない。

 こうなったら徹底的にやりたくなるのが人の情。

 そこらの釣具屋で手軽に買えるような簡易なグリスでなく、ほんとのメンテナンス用を購入したほうがよさそう。ということでサービスグリスDG06を注文。サービスグリスはベイルアームカム辺りに使うものやドラグに使うものはそれぞれ別のものが売っているし、すべてを揃えるのは負担だが、ギア回りに使えるものだけあれば今回はそれで済みそう。
 そしてパーツクリーナー。これは釣り具用とか考える必要はないと思われたので、KUREのCRCパーツクリーナーを注文。なんといっても安い。
 
 これを木曜の深夜というか、金曜の0時過ぎに注文し、まず昨日の土曜日にパールクリーナーが届いたので、バラシと洗浄に取り掛かる。

 作業に当たっては、まず100均で大きめのマットを購入。机を汚したくないというのもあるが、モケモケしたマットを引いておけばパーツがどっかに転がっていくというのを防げるし、基本的に散らかしまくっている机の上の、ほかのごちゃごちゃしたものに紛れるというのも防げる。写真のオレンジ色の背景になっているのが、それ。

 今回は、ベイル回りとドラグは問題なさそうなので、作業の対象外。

 そしてすこしずつばらして洗浄を進めていく。
 パーツクリーナーはかなり勢いがあるのでベアリングの洗浄には非常に便利。しかし勢いがあり過ぎて思いっきり噴射すると跳ね返って自分に掛かる。眼にも飛んでくるのでサングラスでガード。ボディの中のグリスを流し切ると現れるパーツなんぞもあり、どこにどうついていたのかよくわからない。大体の場所はわかるのだが、はてさて。

 ベアリングもギアもほかのパーツもすべて洗浄しグリスっ気は完全にゼロ。本体内部のギアやシャフトに傷はないようなので、部品を交換する必要はないようだ。ここにDG06を塗って組み上げて完成、するはずなのだが、届かない。DG06が届かないのである。
 このまま、いつまでも置いておくのも邪魔だし、そのうちパーツをロストしそうなので、グリスもオイルも使わずに仮組み。
 謎のパーツは、リールを買ったときについてくるパーツリストを見ればわかるはず。・・・ない。SephiaBBのパーツリスト(紙)が見当たらない。ネットで探すが見つからない。なんたって’07のBB。10年前のじゃないのも仕方がない。とりあえずシマノのサイトにあるのは’10。大体同じだろ、というノリで参考にしつつ作業を進める。しかし謎のパーツはすでに’10には存在していない。形と位置から推測するにメインシャフトとピニオンギアのあたりについてたはず。3分ほどあれこれ試してこれしかないという形に落ち着く。
 さらに細かいワッシャで位置がよくわからんのがひとつ。摺動子ガイド(「しゅうどうし」と読むらしい)のうちの片方を外して洗浄してたらグリスの中から出てきたやつ。なんでこんなところから?ここにあるわけがない。’10のパーツリストを眺めていると、たぶん「ウォームシャフトブッシュ(後)」のところのワッシャ。場所的に近いので外す際にでもグリスでくっついたのだろう。
 
 そんな感じで組み上げて、回してみると、もちろん滑らかさはない。すこしゴリゴリ。ま、グリスもオイルも差していないんだから当然。
 
 これでDG06付けても改善しなかったら、もう打つ手はない。’07SephiaBBをメーカーメンテに出すという選択肢は、ない。

 そして、組み上げた後に気が付いたが、ストッパーレバーをどちらにしてもスプールが逆回転してしまう。あれ?余ってるパーツとかはないんだがな・・・。
 ウォームシャフトギアの向きとか、かな?

 とりあえず、お昼ご飯を食べてからスプール逆回転の原因調査。
 再度ばらしてみる。
 ストッパーレバーを切り替えるとどこにどう作用するのか見てみると、実にシンプルな動きしかしていない。ストッパーカムの部分が少しずれるだけ。ピニオンギアにもウォームシャフトにもまったく無関係。ストッパーカムはローラークラッチ組と噛み合うようになっている。もちろん、嚙み合うように組み上げている。そしてローラークラッチ組の下部分がわずかにズレるようになっている。これはどういう意味や効果をもつ部分なのだろうか。
 ローラークラッチ組は’10 SephiaBBのパーツリストではひとつの部品扱いだが、実際には6つのバネと6つの円柱形の金属パーツ、内側に微妙な角や直線を持つ金属リングをその内側に持っている。これもバラしたためにバネのひげの方向(円柱形に対してたてるのか寝かすのか)がよくわからない。最初は寝かせる方向で組み上げたら逆回転してしまっているので、今度はたてる方向で組み上げてみる。そしてドライブギアを指で押して回してみる。するとどうでしょう、ちゃんと逆回転が止まるではないですか。ほんとにたったこれだけだったのか。これが真の原因なのか。
 ローラークラッチの機構を理解していないので、なぜこれで直ったのかはわからない。

 とりあえずまあ、結果オーライ。
 できればローラークラッチは次からばらさないでおこう。注油禁止とも部品に書いてある部品だからオイルを差す必要もないわけだし。

2017年2月5日日曜日

オフショア編その62

 2/4(土)遊心丸にて出船。先週に引き続きアマダイオンリー。

 晴れ!北陸の冬なのに天気がいいぞ!そして凪。
 風多少あり。とにかく風が冷たい。

 朝方は寒くて風も冷たかったけれど、だんだん気温も上がり気持ち良い天気に。

 さて6:30集合。この日もミヨシ。

 鯛ラバを落としては巻き、落としては巻き。
 さて、なかなか反応がない。餌のひとにも反応がない。

 カラーもいろいろ試すけど全然反応がない。

 イヤー弱ったな。船全体が低調。ほんのたまに誰かにアマダイがあたる。後は時々レンコ。この日のレンコはレンコのわりには良く引くように見える。見えるというはつまり私にレンコも来ないというわけ。

 9:30頃だったろうか、ガリガリと齧ってきたので、等速巻きのまま、もう少し喰わせてからフッキング。ヒット!小さいぞ。この軽さ、レンコっぽい。ゆるゆるなのにドラグが出ない。かなり上まできたときにプルプルと暴れたのでこりゃレンコだなと思ったら、アマダイ。小さいぞ。35㎝ぐらいか。プルプルはねーだろ!
 この時のネクタイは濃いピンクのストレート。

 さてやっとひとつあがったが、後が続かない。
 昼近くなってシマノのにおいのするネクタイのオレンジ色のやつを100gのタングステンヘッドと組み合わせたやつでヒット。
 やはり小さい。今度こそレンコか、もしかしてさっきと同じぐらいのアマダイか、判断が付かない。さっきの奴より少しだけ引きが強い気もするし。
 果たしてあがってきたのは、アマダイ。同じぐらいのサイズ。小さいよな~。

 そのままオレンジの集魚ネクタイで続行。その次のヒットは引き方が違う。決して大きくはない。時折多少引く程度。カサゴという予想通り、23㎝ぐらいのカサゴ。

 その後しばらくアタリはなく、またいろいろなカラーを試す。
 ケイムラピンク(薄い半透明のピンク)のやつで粘っているとヒット。
 これも軽い。関係ないけど、ケイムラって人間が認識できない色だけに効果あるのかないのかわからない。
 さてこの感じは今日のケースだとアマダイの可能性が高いかなと期待。するとあがってきたのは、やはりアマダイ。やっぱり同じようなサイズだが、なんんかだんだん微妙に小さくなってない?

 そしてその次のキャストでヒット。これはまた引き方が違い、下から上に来るまで切れ目なく引いてくる感じ。そして強烈な突っ込みなんてものはない。
 あがってきたのはレンコのチャリコ。これはリリースだなと。

 さて次の移動後、投入して巻き始めたら明らかな異常が発生。
 リールがゴリゴリになっている。あれ?
 さっきまでスムーズに回ってたのに。ゴリゴリになっているので、ティップもゴリゴリ揺れ動く。釣りにならん。アタリがあってもよくわからん。エギング用のSephia CI4 C3000SDHをこんなことに使ってはいかんかったのか?
 ExsenceCI4の4000Sに代えてみたら、こっちもゴリゴリ。

 ExsenceCI4+ 4000XGSにさらに代える。これは普通にスムーズな回転。しかしこのあとはコツンというあたりが二度あっただけ。

 14:30沖上がり。

 結果、アマダイ3、カサゴ1、レンコ(チャリコ)1。
 少ない。しかも小さい。この日の釣果は、小さな幸せの積み重ね。

 それでも船長曰く、餌釣りの人でも多くて3だから、私とそのひとが竿頭だそうな。

 リトリーブスピードはいろいろ組み合わせてみたが、この日はすべて中速巻き?でヒット。高速巻きというほどでもない。ゆっくりという感じでもない。その真ん中かそれより少し早め。ただそれは自分の感覚なので、これを高速巻きというべきか中速巻きというべきかはわからない。前回は一か所で粘ったら乗るというのも多かったが、今回は粘っても反応なし。投入して巻いて落としてを2、3回ほどで反応することが多く、積極的な投入し直しが効果的だったやに思われる。といっても所詮5匹だけ。




 さて、リールはメンテナンスに出すとして、次の釣行はどうしよう。
 この際だからリールも新調しようかという気もしないでもない。
 それで調べたらNew Sephia CI4+が2月中~下旬に出るようだ。
 それでは次の釣行には間に合わん。
 リールのメンテも最近は混んでいるようで、そっちも間に合わん。
 メンテナンスキャンペーンも今年はやるんだかやらないんだか。

 リール、いくつも持ってるはずと思っていたが、気が付くと今のようなアマダイに使えるようなやつはどれも何年も使い込んでいてもうボロボロ。釣行回数多いからな~。
 替スプールもいくつかあって便利に使っていたが、今どきのリールを買うとどれも使えなさそう。少なくともシマノの互換表では不可。互換表では不可でも意外と使えたりするのだが、さすがにそういう期待を抱いて購入するのは頭おかしい感じ。

 どっかに'08 Sehia CI4 C3000SDHが「お安く」売ってないだろうか。すると使いまわしもできて便利そう。
 しかしそれだと旧型地獄にはまることになるか。
 新型買って、旧型をメンテにだして戻ってくれば、新型と旧型を併用すればよいだけという考え方もある。ちと悩ましい。

 それに次のアマダイ釣行で使えるリールがひとつだけというのも困ったものだ。
 1.5号を巻いたBIOMASTERじゃ太すぎるし。
 とりあえずオイルを差したらExsenceCI4 4000Sがスムーズに回るようになったのでこれを予備として持っていこうかとも思うが、負荷がかかったら途端にゴリゴリ感がまた出そうな気がしないでもない。
 もちろん、Sephia CI4にもオイルは差したが、負荷なしでもゴリゴリ感は消えてない。