6/18(木) 金石の宝政丸で出船。今年初のアカイカ。宝政丸はネットで見つけたのだが、特になぜこの船かというような明確な理由はない。この日に空いてたからぐらいだろうか。
さて前日に曇りの予報を見て予約したのだが、当日になってみると夕方から雨と風。しかも波が荒い。集まってもらって18:00に最終判断ということになり、行ってみると出船決定とのこと。雨は既に降っている。
定員を4人に絞って営業しているそうで、この日の同船者は3人。
いざ沖に出てみるとかなり荒い。空は雨雲で既に暗く、まるで真冬のブリジギングのような雰囲気の中を船は進んでいく。船は少し小さめ。舷側が低くてこの波だと落とされそう。揺れる中をロッドにラインを通して準備してたらだんだん気持ち悪くなってきた。この時点で酔い止めを飲むが時既に遅し。
ロッドは3本持ち込んだが、使うのはひとつだけ。気持ち悪くて準備する気にならない。オモリグも試したいと思ってたんだけどなー。
さて、気持ち悪いながらも実釣開始。しかし反応はなかなかない。
まだ時間帯が早いからなのか、気分が優れないからなのか、とにかく沈黙。
19:00前にはライト点灯。しかし状況は変わらず。吐き気はするのに釣れる気はしない。
こんな時は積極的にスッテの交換をして探っていきたいのだが、かなり気持ち悪くてそんな気になかなかならない。そんなことをするとまた吐くから。
辛い時間帯を過ごして20:30頃だったろうか。メタルスッテをYamashitaの錘スッテの紫ピンクに交換するとアタリが来てようやくゲット。もう廃盤カラーだけどやはりこいつは効く。アカイカ。24cmほどだったろうか。15m。ようやくの1匹に気分も上向き。には、ほど遠いけれども、それでもそこから少しずつ、アタリが出始める。もうひとつ掛けた後、船長が天秤と餌巻きスッテを貸してくれる。餌は既につけてある。使ってない竿があるなら、これを放り込んで20mくらいで置いとけばいいよと。気持ち悪いけど頑張って天秤付けて放り込んでみる。だが意外と餌巻きには反応しない。そんな簡単なものでもないのか?
メタルスッテは手持ちにしたり置き竿にしたり。置き竿にすると気持ち悪さがこみ上げてくる。何もしないで見てるだけっていうのも船酔いの時はかえって良くないのか?立っていると気持ち悪さが少し治まってくる。しかし舷側が低くて何かに掴まっていないと立ち続けることが出来ず、釣りが出来ない。釣りをするためには座っているしかないがそれだと船の揺れの影響が直にきてまた気持ち悪くなる。おかげで何度か吐いたことだろう。水すら飲む気になれず、吐くものなんて胃には残ってないのだが。
そのうちメタルスッテにスルメイカが掛かる。そしてその次は餌巻きスッテに反応がある。上げてみるとスルメイカ。その次は手持ちにスルメイカ、次は餌巻きにスルメイカと、スルメイカの時間帯。
20m前後に投入していたメタルスッテを層を上げてみるがイマイチなので30m付近に下げてみると乗った。久々のアカイカ。しかしそれも続かない。25mに上げてみたりしてポツリポツリとアカイカを拾っていく。イカがかかる時は下の紫ピンクの錘スッテにばかりかかるので浮きスッテを変えるべき、なのだが気持ち悪くて出来ないまましばらく放置していたのだが、なんとか交換。Duel EasyQの紫に変えて効果なし。次にピンクを選ぶとウキスッテにかかり始める。本当にカラーやサイズを変えることが大切。
この後は、取り込み時の失敗も三度ほど発生。うちひとつは水面で離れてしまったが見えていて、そのままその付近でメタルスッテをステイさせると抱き直した。バラしてもその付近で待てばこんな感じで乗ってくることもあるようだ。バラした際に釣り人目線では逃げられたとなるが、イカ目線でも(スッテに)逃げられたということではなかろうか。見えない深さでバラしたときも実はイカはその場でスッテを見ていることは多いのではなかろうか。棚を変えずに待てば再アタックも十分にあり得るだろう。その際の誘いはただのステイがいいのか微妙に動かせばいいのか派手に動かせばいいのか、今後の課題としたい。ただし海上から浮かせてからバラした奴は一目散に逃げていったので、諦めるしかなさそう。
餌巻きエギで釣ったのは5匹ほどだったと思う。意外に釣れないのと手持ちを置いて餌巻きの置き竿に持ち帰る頃には逃げられていることも多い。少し誘って止めると乗ることもあった。置き竿してる限りはあくまでもおまけ扱いか。だけど富来でやってる時は置き竿のほうが好調のことも良くあることで、そう考えると今日の波では揺れ過ぎてるのがイマイチとか?
22:30を回った辺りからアタリが完全に消える。そのまま23:00に終了。たださあ終わろうという話をしてたらイカが触ってきたのだが乗らず。残念。
結果、アカイカ14、スルメイカ4。最大30cmぐらい。最小でも20cm超えていて中央値は22~23cmだろうか。海水を貯めたでかい桶にイカを放り込んでいく方式だったのだが、水を捨ててみると胴体のない奴が残ってた。胴はどこ行った?足だけ釣った覚えはないぞ?
灯りを消して港に向かう頃には雨は上がっていて、カッパから染み込んだ水で体が冷えて寒い。23:30頃帰港し解散。寒いのでコンビニでカップラと冷凍たこ焼きを買って帰宅。イカをひとつ捌いてつまみにしカップラ、たこ焼きと共に軽く呑んで残りのイカ片付けてお終い。