2008年8月11日月曜日

ナナ度めの出撃

 七度目となる昨日(日曜日)は実家近くの漁港のスロープからエントリー。ちょっと早めのお盆帰省中だったので、朝早起きして6歳になる息子といっしょにいった。もちろん子供用のライフジャケットをつけさせた。
 私の艇は一人乗りだが、息子はやや小柄なので両膝の間に座らせた。ちょっと漕ぎにくいのが難点だが、それ以外は全く問題なし。艇の最大積載量は226kgだし、横幅もあるし。
 早起きといっても息子にとって、という意味なので実際のエントリータイムは5:30ぐらい。子供を連れて行くということで何でもいいから釣れるのが大切。そのため基本的にキス狙いという方針でえさを用意。だがやはりルアー師としての意地もありガルプのサンドワームをついでに持っていった。これで掛かれば次からえさを買わなくてもいいぞ、と調子のいいことを考えていた。
 それともうひとつ、今回は先日取り付けたロッドホルダーを実際に使ってみるというのも気持ちの中にあった。ホルダーの艤装については車載型のエンジンボートを所有する方のアドバイスに従い、ゴム板をはさんで取り付けた。車載型エンジンボートの所有者は艤装に凝る人が多いようだ。いろいろな工夫とアイディアがあるらしい。
 さて5:30ぐらいにスロープから出航。港を出ると結構風がある。波も少々ある。それと漁船の通過による引き波も少々。港から100mぐらいの周辺で釣り開始しようと思ったらパラシュートアンカーのロープをバウのキャリーハンドルのところに通すのを忘れていたことに気がつく。船の引き波が切れるのをまってバウ先端に手を伸ばしロープを通す。一人ならやりやすいのだが息子がいるのでやりづらい。息子の頭をまたいで前まで行き、通し終わったらその逆で戻るという手順でなんとか成功。
 では釣り開始。サンドワームをふたつ、えさをひとつ付けて、軽く投げてみた。底質は砂かとおもってはじめたが、かなり引っかかる。岩だったようだ。引いてくるとなんだか少々重いような感じ。しかし引きらしいものはあまり感じない。あれ?とおもってあげてくると15cmぐらいのフグがスレ掛かっていた。えさをつけた針に引っかかったということはやはりえさの方が分がよさそうだ。
 そのままえさだけ付け替えて再度投入。一旦ロッドホルダーに竿を立てて子供の相手をしはじめるとすぐに竿先がクイっと曲がる。竿を取ってリールを巻くと根掛かっていた。あれ?っと思いながらうんうんひいたり緩めたりを繰り返す。引くたびに艇が引っ張られていくので力が掛かっているのかいないのかよくわからない。そうこうしているうちに外れてあがってきたのだが、魚がついているではないか。あれはナメラか!?、おおっと思ったが水面に上げてみると25cmほどのベラ。サンドワームに食いついていた。口が小さなベラも20数cmともなればちゃんと針に掛かるのだが、意外と口の周囲が硬くて針が外しにくい。先日も陸っぱりでこのサイズのベラを釣っているのだがやはり針が外しにくかった覚えがある。
 気分を取り直してまた軽くキャスト。今度はピンポン玉大に膨らみながら小型のフグがあがってきた。
 目標のキスがいないようなので港の脇の砂浜の付近に移動。ここならと思ったが全く駄目。外道も釣れない状況になった。何投かしてみたが反応がないのでこれで終了とし帰港した。
 あんまり釣れない上に外道ばかりだったけど、最初から息子と舟遊びのつもりなので十分楽しめた。どんな対象魚であれ、もう少し数が釣れる状況になったらまた息子といっしょに出航しよう。