2012年1月22日日曜日

陸っぱり編その268


1/22(日)朝から良い天気である。とても暖かで穏やかな日で気温は12度。取り立ててやることもない。船の予約もしていない。こんな日にジギングに行けたら最高だったろうなと思いながら、午後久しぶりにO浜へ。ジギングロッドをセットして15時過ぎにキャスト開始。こんな時期にこんな時間帯にメタルジグをキャストしてもまったく期待できないわけだが、ちょっと考え方を変えてみて、たとえばスロージギング風に底をポテポテと攻めてみたらば何か反応があるかもというのが本日のテーマ。ぼろぼろになったムーチョの35gだか45gだかの奴にシルバーのシートを貼り付けてウレタンで固めた奴をつけて、テトラ帯先端付近で開始。一投目。プランどおりに底から少し持ち上げてまたすぐフォールしてを繰り返していると反応あり。フォール途中に停止したのでガツンと合わせるとちょっとだけ重い。ヒット。通常よりは重いので何かが掛かったのは間違いないのだが、まったく引かない。何かなと少し期待してあげてくると、エイ。しかも小さい。手のひらよりは大きいが、大差ないぐらいのサイズ。こんなミニマムなサイズのエイなんて初めて見た。頭付近に掛かっている。写真だけ撮ってリリース。その後は同じようなことを繰り返すも全然反応なし。16:30ぐらいに終了。いやー釣れるとは思ってなかったのでなんだか嬉しい。

オフショア編その10

やっぱりまず出船できなかった話が最初に来るのだが、1/9(月)は輪島で予約してあったのだが出船できず。波はそれほどでもなさそうだったのだが、風がとても強いという予報だったので前日夕方に一応連絡してみたが案の定駄目。
 そして、1/14(土)。富来の遊心丸。友人M氏と。前日夕方連絡したところ「ちょっと微妙だけど出船する方向で集まってもらって、結局駄目ならごめんという感じで良ければ」ということになり早々に就寝。朝5:00に着替えていると「今日は無理」という連絡が入る。その旨をM氏にも連絡。どっかへメバル釣りにでも行こうかなと少し思ったけど、なんだか気も乗らず、そのまま寝直し。そして朝9:00、遊心丸の船長から再び連絡が入る。いまから出るから乗るなら急いで来てくれとのこと。最短で1時間かかる(自宅から富来までちょうど1時間)から待っててくれと伝えてM氏と合流。結局1時間半後の10:30に到着し出船。同船者は我々2名と富山からの3人組の計5名。
 沖に出るとまだ波が高い。波の壁のなかを船長の慎重な操船で進んでいく。船室に入って船長の後ろで座っていたのだが、だんだん船酔いがしてきた。うーん、外で立ってたほうが良かったかな。そうこうしているうちに釣り場に到着。
 最初から次々にフクラギが掛かり船上はお祭り状態。M氏のほうが好調でジグが底に着く前に掛かる。私はちゃんと着底する。つまり最初のフォールで掛かることはない。この差はなんだろう?M氏のジグはニトロのシルバー130g。えらくまっすぐ落ちていく。私はメロン屋のDeepSpiritsブルピンの140gで、ひらひらとフォールするからだろうがそんなに早くは沈まない。180gのDeepSpiritsと比べてもニトロのほうが沈みが早い。この差だろうか?140gのDeepSpiritsは隣にラインを引っ掛けられてそれが船底にすれてロスト。うーん痛い。気に入っていたし、通販でしか買えないし。まあ自分ひとりで乗ってるわけでもないしラインが絡むこともよくあることで仕方がない。その後は180gのDeepSpirits緑金に変更。リーダーを結び直す時間がもったいなくて、ロッドもCatalinaから予備に持ってきたGaintKillingに変更。この日はだいたい30m前後でヒット。コツッときて乗らなくてもそのまでステイさせたり適当にアクションを入れれば掛かる。時折ガンドも混じるがとにかくフクラギが釣れ続く。こんなにフクラギばっかりいらないのだが。船長もしめてもしめても次々掛かるので大変そう。
 で、途中から私はスロージギングに変更。底物を狙う。MetalWitch+CURADOのデビュー。ジグは烈風改130g。ポツポツとカサゴが掛かる。少しあげてくると当然フクラギも掛かる。魚が掛かってからの巻上げが、意外にやりにくい感じ。リールが左右に揺れるからで、脇を絞めてロッドを固定したいがMetalWitchのグリップエンドは長い上に小さくて脇の後ろに突き出てしまう。そんなことをしているとなぜか隣の隣にいた人に引っ掛けられる。その人が外そうとするのだが、なかなか外れない。やばいな~と感じたのがスプリットリングのなかに入り込んだとき。ラインはスロー用の1.5号。3号ぐらいなら多少のことは問題ないと思うが何せ細いので、ラインが傷みそうな感じ。その後やっと外れたので再開した際、着底時に少し根がかった感じがしたので軽く煽るとあっさり高切れ。切れたところを見るとさっき引っ掛けられた色のところなので予想通りのことが起こったんだなと。まあこれも仕方がないことなのでそれはそれとして、烈風改をロストしたのと50mほどラインを失ったのはやはり痛い。1.5号だと200mしか売ってないので50mロストは痛い。これもリーダーの結びなおしの時間がもったいなくて別のタックル(最初のころに使っていたTENOCEANのロッドとファントムJ)で代用。スピニングだがスロー用ということでダイワのサクリファイスⅡスローナックルのゼブラグローを繋ぐ。まあこれでもカサゴは釣れるし、フクラギも釣れる。途中重くてガンドかなと思ったらフクラギのダブル。スローは前後にフックをつけるのでこんなフクラギ祭りの日はダブルになりやすいかも。その後はDeepSpiritsでフクラギやガンドを狙ったりスローナックルでスロージギングしたり。しかしスローでも根魚が掛からないとすぐに上でアクションさせてしまい結局フクラギをかけて遊んでしまうという展開に。途中メロン屋工房のトリッカーのピンクシルバー120gも試したがこれは反応なし。結局15:00頃の沖あがりまでフクラギ祭りは続いて、凄い数のフクラギが上がった。カサゴは5つぐらい。私にかかったガンドは3本ぐらい、だったかな?他の人はもっと掛かっていたようだが、なぜか私にはガンドが少なめ。まあ途中で底物狙ってたりしてるので数が伸びないのも当然という部分もある。しかしM氏も富山の人たちも小さめのジグを使っているような印象で、わたしはというとDeepSpiritsは180gだしスローナックルは160gだし誰よりも大き目のジグだったのだが、それがガンドの差に表われたのだろうか?大き目のほうが大きい奴が釣れそうなものだが。
 結局、私とM氏はそんなに数がいらないので自分達の欲しい分だけ持ち帰り、後は富山の人達がもらってくれるというので差し上げた。いろいろ配るのだという。富山の人達は、しかしあんなにフクラギを持って帰って配る先があるのだろうか?持って帰るということは、あてがあるのだろうな、きっと。船長にも引き取ってもらった。
 この日は写真なし。写真取るのがなんだか面倒だったのと、帰宅が遅くなって捌く時間が足りなかったのと、あまりにもオートマチックにフクラギが掛かるためいまいち感動が薄いような状態だったのと。あれが全部ガンドだったら楽しかったのかも。
 当日捌いたのはガンド1本だけ。刺身にしたら硬かった。すばらしい鮮度。ということはもっと薄く切らねばならなかったなと反省。翌日、午後ひたすら捌いて近所に配ったり醤油漬けにしたり。やはり持って帰った数が少なくて良かった。あれ以上は処理し切れん。