2012年3月23日金曜日

陸っぱり編その269


3/22(木)仕事を終え帰宅しようとして車に乗るとバッテリが上がっていた。ディーラーに電話したり友人に連絡取ったりして結局友人Sに助けてもらう。自宅へ一旦戻りブースターケーブルを持って職場近くの駐車場へ。まずプラスからプラスへ、次にマイナスからマイナスへと並列で繋いでセルを回すがなかなか掛からない。Sから「ライトがついたままだからでは?」という指摘を受ける。いつもオートなので点けるとか消すとか全然気にしていないから、そういうところに気が付かないのだろうなと自分を分析してみる。それはさておき、ヘッドライトを消してセルを回すとあっさりすっきりエンジンが掛かる。非常にありがたい。Sに感謝。エンジンが掛かったら、後部座席のルームランプが明々と光りだした。バッテリが上がった原因はこれだ。犯人は息子。彼がルームランプをいじくって点けっ放しにしたから。というのも前日に息子が風邪を引いたため医者に連れて行ったのだが、車の中で待たされている間にあちこち弄くってランプをつけてしまったのである。
 というわけで窮地を脱したので自宅に帰り、エンジンつけっぱなしで晩御飯を食べて、21時過ぎに充電のためのドライブに出発。行くあては全然ないのだが、とりあえず有料道路に乗って奥能登方向を目指してみる。ただ行って帰ってくるというのもなんだからメバルでも狙ってみようと走りながら思い立つ。
 22:15頃穴水到着。内浦漁港へ。ここでももちろんエンジンは切らない。ここはあんまり釣れないのはわかっている。釣れてもほんとの小型ばかりという経験しかない。だがしかし、有料道路を降りてから近いという理由でここを選択。先行者一人。まずGalp!のピンテールのおなじみのピンクで試すが全然反応がない。Tictというクリアカラーのシャッドテイル風のワームも試すがこれも反応なし。次にGalp!のパールホワイトの丸いのが数珠繋ぎになっている奴が汁を失った状態で袋に入っているのを見つけたのでこれを1/3ほどちぎってつけると足元ちかくでヒット。常夜灯の近くだったのでファイトシーンが良く見える。釣れたのはメバル。13cmほどだろうか。写真だけとってリリース。小一時間ほどで終了。帰り際先行者に声を掛ける。小型のメタルジグを使っているとのこと。20cmオーバーのメバルが上がっていた。ここでも20cmオーバーがいるんだなと認識をちょっと修正。1時間かけて帰宅。0:00を回っていた。だいたい175kmぐらい連続走行したことになるわけで、これだけ走れば充電は十分かなと。

2012年3月11日日曜日

オフショア編その14



3/10(土)またまた遊心丸。前日の予報では風が強くて出港が危ぶまれたが、7:00過ぎになんとか出港。今回は初めてクーラーボックスふたつを持ち込んでみた。土曜日なのでガンドがたくさん釣れたならあちこちに配ってみようという皮算用。
 さてポイント到着、「根に付いたガンドだから難しいかも」との船長の言葉どおりの展開。メロン屋のDeep Slider Spirits140gのブルピンという最近の定番をコンビネーションジャークで試すが無反応。ふた流し目あたりから、スロージャークに軸足を移す。その後、時折青物を試すが反応なし。ガンドでクーラーを満タンにして帰るなんてことは、早々に諦める。
 今回のテーマは、予備扱いのTENOCEANのロッドとMetalWitchの比較。というのもいままでのスローの戦績ではTENOCEANを使ったときのほうが上。アマダイのときとか、前回のカサゴしか釣れなかったときとか。MetalWitchではこれまで不発のときが2度続いたこともあって、なんだかスロー専用のMetalWitchよりどこのメーカーだかわからん怪しいスピニングロッドのTENOCEANのほうが効くのでは?という疑念が沸いたことから両方のロッドを試そうと思ったのである。前回終盤SlowBlattSの100gが調子良かったので、今回はこれをMetalWitchに、TENOCEANのほうに烈風改をつけて開始し、途中で入れ替えるなどして試してみようという実験計画。
 さて、スローにしてすぐさま底で反応が。TENOCEANに烈風改のゼブラグロー。やはりこっちのほうがいいのか?完全に底であたったのでカサゴだろうと思ったら25cmほどのメバル。メバルなんぞを釣ってしまうと青物狙いでハードにジギングしてる人の心にサビキのほうがいいんじゃないかと迷いを生じさせてしまうわけで、周囲のやる気を奪う釣果と言って良いだろう。そしてそのすぐ後またまた底まで沈めていると、底に着いた辺りになってもずんずんラインが出ていく。根掛かったかもと思ってロッドをあおると重い。が巻ける。魚である。重い。結構ちゃんと引くのでカサゴではないのは確か。結構大きいのは確か。もちろん青物でないのも確か。なにかなと期待しながらあげてくるとクロソイ。45cmほど。グッドサイズ。さきほどのものと同じくTENOCEANに烈風改。やはりこっちのほうがいいのか?この後は30cm弱のカサゴがぽつぽつ。船長がお土産確保しなきゃとサビキを投入。レンコ鯛やメバルをあげる。曰く「サビキ最強」。それをみて周囲はサビキに移行する人も。私はもちろんスロージャークだが、途中にジギングサビキを入れてみた。しかし大抵掛かるのはジグで、サビキに掛かることは少ない。
 途中から根掛かってロストするというケースが相次ぐ。まず烈風改ロスト。これは痛い。高いというのももちろんだが、通販でしか買えない。リバシでマリンベイトの製品を扱ってはいるが烈風改は置いてない。で、これはリーダーが残ったのでそのままリングをつけてFalcomを付ける。こいつはあんまり釣れる気がしない。で、こいつも同じようにロスト。こんどはメインラインを5mほど失う。そしてMetalWitchにつけていたSlowBlatt S100gのゼブラグローもロスト。やたら高いところで切れてしまい、メインラインを数十メーターロスト。ラインのロストが痛い。こんな感じでロスト3連発。リーダー繋ぎ直してリングしばって投入しなおして、ジグを落している合間にもう一本のリーダーを繋いで、そうこうしてるうちに着底したので底を探るけど反応なくて、となんだか釣れない時間帯を1時間ほど過ごす。昼近くになって反撃開始。MetalWitchに付けたSlowBlatt S130gゼブラグローでヒット連発。やっぱりカサゴ。テンポ良くカサゴをあげていく。掛かるときはたいてい、ジグにじゃれついてきたよう微妙な感覚がロッドに伝わり、そのまま一呼吸置くと乗るという感じ。だが最後の最後にまたロスト。このときは底から1mぐらい浮かせて探っていたのに引っかかったのでちょっと悔しい感じ。
 13:30頃、終了。
 クロソイ1、メバル2、カサゴ10。サビキ部分に掛かったのは3匹(メバル1、カサゴ2)。カサゴ目の魚ばかり。ジギングサビキに効果があったといっていいのか微妙な感じだが、次回も持っていくことになるだろう。しかしもう一工夫必要な感じもある。そして調子の良かったSlowBlatt Sのゼブラグローを失ったので、補充しておきたいところである。前回もこのジグが良かったことだし。
 さて今回のテーマに対する結論。MetalWitchとTENOCEANの釣果に差はない。しかしフォール後にラインをさらに送り込むときのスピードがベイトリールでは遅いので、すばやく落としたいときにはスピニングのほうがいい感じである。もちろん送り込んでいる途中に食ってきたときのアクションが遅れるので、一長一短といったところか。自分自身としてはベイトリールもスピニングもスロージャークのやり易さは変わらないような気がしている。少なくともカサゴを狙う程度であれば、そうである。
 大きなクロソイは実においしかった。いままでクロソイはそんなにうまいと思ったこともなかったのだが、刺身にしても、味噌汁にしても、焼いてもうまかった。刺身は柔らかくふんわりとした感じで上品。頭は臭みが出ないようにと思って沸いた汁の中に入れたのが良かったのか臭みなど一切なくそしてうまい。鍋がうまいというのもわかる気がした。中華蒸しもうまいとのことで、身を1/4ほど残してあるから蒸し焼き風にでもして試してみよう。小さめのカサゴとメバルは背開きにしてから揚げ。それなりの大きさのメバルとカサゴで煮付けも作ってみた。メバルとカサゴを比べるとメバルは身がやわらかくカサゴはしっかりしている。私の好みは圧倒的にカサゴのほう。しかしカサゴばかりが続くとそろそろハタ系の魚だとか鯛だとか違うものが釣りたいし食べたい気がしている。
 次回は根掛かり対策をなにか考えないと、このままでは消耗が激し過ぎる。カサゴ相手に4つのロストは痛い。