2011年7月31日日曜日

陸っぱり編その211



 7/30(土)まず新川橋へ。30分ほど投げてみるが反応はない。ここでZZヘッドの5/8ozをロスト。こんな浅いところで重めのヘッドを使うとロストしやすいのは、ロストしてからでなんだが、考えてみれば当たり前。6:00過ぎにO浜へ移動。ここでも反応なし。
 灘万に寄って先日見かけたマナティのパールホワイト75mmを買おうと思ったらなくなっていた。打っていたのはいつも自分が使っている白いやつの90mm。仕方がないのでこれを買って帰る。そしてこれはMT-08であることに気が付く。つまりスーパーグロー。シルバーかと思ってたら違ってたというわけ。良く使うのはこれとMT-K6。
 11:00、大野川へ。橋げた周りをチェックする。ワインドやらトップやら試すが反応なし。12:00頃撤収。
 そして15:00ぐらいにまたO浜へ。堤防帯でワインド。やたらと速くしかも大振りな感じで魚が興奮することを狙うとヒット。やたらと速く左右に横走りするのでシーバスではないなと思っていたら黄色い尻尾が見えた。コゾクラ。25cm弱だろうか。胸ビレ辺りに掛かっていた。リリースサイズだが、隣でサビキをしていて盛んに話しかけてきていた子供にあげた。同じ場所、その次のキャスト今度はハネがヒット。最後の抜き上げ、空中をあと50cmのところで外れてしまった。もちろんリリースサイズだが、これもあがっていたらその子にあげることになっただろう。
 それはさておき、連続ヒットということはやはり興奮状態になったんだろうと思う。しかし、その後は続かず、18:00前に撤収。その日は二人の子供たちと私の三人で外食。歩くと30分ほど掛かる上海麺餃王へ。少し頼みすぎて食べ過ぎた。
 7/31(日)5:30、O浜到着。車がいっぱい。曇り。べたなぎ。風は軽い追い風だがここ数日間ほど強くない。堤防上の空いてるスペースであちこちワインドしてみるが反応なし。6:45頃あきらめて帰りかけて階段を上りながらふと見ると真下でボイルしているではないか。慌てて駆け下りキャスト。すかさずヒット。しかし小さい。追い合わせを入れるべきかと思ったが、このサイズならどうでもいい感じ。25cm強ぐらいのハネ。その後ナブラが遠のいたのでそれを追いかけてテトラ帯をサーフ側にずんずん移動。ナブラに届いて水面にも近い場所を見つけてキャスト。2回掛けるが2回ともバラシ。ナブラが収まるまで粘って終了。ナブラを見つけてからワインドの勢いがそれまでとは全然違ったものに。ヘトヘト。ナブラで興奮するのはシーバスだけじゃなんだなと実感。

陸っぱり編その210

 7/28(木)また子供たちのお弁当を作ってから出かける。前日より15分ほど早い。またO浜。曇り。昨日と違って全然ナブラはない。それでもテトラ帯を過ぎて堤防帯の投げ釣りやらアジ釣りの人の間でキャストしながらひたすらワインド。一度ヒットしたが、数秒でフックオフ。結構大きい感じだったので残念。
 夕方19:00頃再びO浜へ。全然反応なし。足元でワームなんかも投げてみるがやっぱり無反応。思うにこんな時間では駄目で夕方釣りするとすれば最低でも18:00ぐらいには釣り場に到着しないと釣果は望めないかもしれない。といっても仕事帰りに18:00なんて無理なのだが。19:45頃終了。空にまだ少し青さが残っていた。
 7/29(金)5:30頃、O浜へ。曇り。堤防の先端付近の足元付近でなんどかチェイスが見えたので足元を探ってみると、やはり軽くチェイスはするが乗ってこない。
 またまた夕方、懲りずに行ってみた。前日よりは30分ほど早い。だが反応はない。19:45撤収。

 

2011年7月28日木曜日

陸っぱり編その209


 7/27(水)5:00に起きる。まず子供たちのお弁当作り。今日と明日は私の当番。前日から決めていた焼きそば弁当を作る。メインが焼きそばなので野菜を大量に切った後は簡単に出来上がり。5:45にうちをでて6:00ぐらいにO浜の階段から見れば階段下のあたりで盛んにボイル。階段を折りきったところで70cmぐらいのシーバスをキープしてる人に出会う。ボイルはみんなこのサイズか!?と期待したが、そんなわけはなく、ボイルの正体はセイゴ、というかハネ。私を入れて5人ほどがその周囲でキャスト。私の一投目、ワインドでいきなり乗ったかと思ったらテンションが抜け、そのままワインドを続けるとあっさりヒット。小さい。水面を一度割ったがばれなかったのでそのまま足元まで巻き上げ抜きあげるタイミングでバラシ。35cmぐらいだろうか。そのまま2投目。今度もヒット。これはちゃんとキャッチ。30cmちょっと超えるぐらいだろうか。もちろんリリース。周囲もそんなサイズばかり。キャストする前にみた70cmは極まれに混ざっている、というぐらいのようだ。結局7:00まで投げたが最初の2尾だけだった。ヒットカラーはこのあいだから調子のいい白にラメの入ったやつ。メーカーのカラーチャートにあるシルバーラッシュ?には見えないのだが、多分それなのだろう。ワインドのほかにはバイブレーションやメタルジグを少し投げてみたが反応なし。表層で沸いているのに重くて沈むものを投げても効果ないだろうなと。今朝はワインドするつもりしかなくてこんなナブラを想定したようなルアーを持っていっていなかった。たとえばスライドベイトヘビーワンとかTDソルトペンシルとか表層を泳ぐのがあれば釣果はもっと違ったのではないだろうか。
 そしてナブラが沸いている時、ワインドのような興奮させるようなルアーには意味があるのだろうか。つまり魚はすでに興奮しているわけで、むやみやたらとダートさせまくることとダートさせないことにはどんな差があるのだろう?最初の2尾しか反応がなかったので、今朝の結果だけでは、推測のためのデータが足りていない。

2011年7月26日火曜日

陸っぱり編その208


 7/22(金)記憶がない。前日の疲れで朝は行かなかったのかもしれない。
 7/23(土)早朝5:00ぐらいからO浜へ。またワインド。しかし反応がない。いったん帰っていろいろ雑事を終え、12:00ぐらいに西海漁港到着。ここでもワインドを試してみようという魂胆だが、これがまったく反応なし。真夏の真昼間に運動量の多いワインドで反応なしは辛い。途中岸ジギも試してみたが反応なし。14:30終了し帰宅。
 7/24(日)また早朝5:00ぐらいにO浜へ。曇り。結構強い追い風。ぜんぜん反応がないため向かい風になる内側を試す。この日は後輩の結婚式に出る予定でさらに乾杯を頼まれていてその際のスピーチを考えていたらヒット。7:05頃。追い合わせを2度入れる。がっちり掛かる。途中エラ洗いをするが外れない。しかし最後におまけの追い合わせを入れたらリーダーが切れてバラシ。5号20lbのリーダーが切れるなんて・・・。エラ洗いのときに見えた姿は40~50cmぐらい。セイゴかフッコかぐらいのサイズだったが、今度こそ獲れると思ったのに。8:00前に撤収。
 7/25(月)寝坊して6:15O浜到着。曇り。反応なし。6:50撤収。
 同日夜22:30放水路へ。常夜灯のある側の堤防へ。堤防先端の常夜灯の下にはアジングと思われるひとが二名ほど。アジが釣れている様子はない。その周囲で5分ほど投げたが反応がないので少しずつそこから移動。手が痛いので今晩はワインドはなし。そのうち常夜灯周囲にはシーバス狙いと思われるひとなどがだんだん増えてきた。常夜灯から25mほど離れたところでひとり投げているとヒット。いまいち力強さに欠けるためシーバスでないことはわかったが、時折妙に力強かったりして、針に掛かったのが何なのか推測できない。手元までひいてきてみると細長い。そう、ダツ。70cmぐらい。しかもスレ。あ~ぁ。久しぶりに獲ったと思ったら、これではねぇ・・・。23:30になる直前に終了。

2011年7月21日木曜日

陸っぱり編その207

 7/21(木)14:00過ぎ、まず放水路へ。ワインド。小一時間投げる。全然反応なし。仕方ないのでO浜へ。本日は土用の丑の日。つまりうなぎの日であって、こんな時間からどっか遠いところへ行こうものなら夕飯に間に合わないので結局近くのO浜となったわけ。まずテトラ帯先端部での2投目にヒット。だが追い合わせを入れたらすぐにバレた。ヒットワームはマナティの赤ラメ。昔買ったやつで、今のオンスタックルデザインのHPではカラー一覧にないところから推測するともう廃盤?(といってもマナティのカラーナンバーに抜けはないので、なんだかよくわからないのだけれど)。ということは結構貴重?温存しておいたほうがいいかも。テトラ帯を過ぎたあたりでは、7~8cmぐらいの鰯や10~15cmぐらいのアジがサビキでずらずらとあがっていた。こんなときはシーバスも期待できそうなわけで、サビキのおじさん・おばさんの中に混じってワインドをしてみる。なかなか反応がないまま30分以上経過したあたりでヒット。追い合わせを数度入れてみたりしながら慎重に足元に寄せてきたが、結局また、水面に出た瞬間にフックアウト。どうしたもんだろうか。そんな感じで16:30、床屋に行くために撤収。結局2バラシ、そのほか二つほどバイトあり。

陸っぱり編その206

 7/19(火)台風のためかなり強い雨で夜は釣りに行かず、翌朝の波に賭けることにして早々に就寝。
 7/20(水)早朝3:00に起きて大清台のサーフへ。風は4~5mぐらいあるのに波がない。あれ?仕方がないのでO浜へ。ワインドするだけならこんなに早くても仕方がないので車の中で仮眠。4:30頃活動開始。向かい風になるのでワインドがとてもやりにくい。途中でやはり投げ切れ。リーダーとの結束部分がガイドと絡むからなのかベイルが戻っているだけなのか真実はどちらなのだろうか?反応も先日に比べて少ない。そんななかでヒットしたがやはり水面に出た瞬間にフックアウト。大きさはさほどでもないのが見えたのだが、非常に悔しい。そのほかバイトが2回あったがフっキングにはいたらず。7:00ごろ終了。
 7/21(木)5:00過ぎO浜へ。ワインド。今日はなぜか波が高い。昨日よりも台風は遠ざかったはずなのだが。そしてこの波の影響で濁りが強い。そして全然ワインドに反応しない。いろいろカラーを変えて試すが反応なし。一度だけバイトがあったが乗らず。残念。7:00過ぎ終了。本日は休みなのでこれからどこかでワインドを試そうと思うが、しかしこんなに波の影響があるとどこへ行ったものか。

2011年7月19日火曜日

陸っぱり編その205





 7/17(日)早朝は昨日の疲れで爆睡し、日中は仕事だったので7:10には家を出て帰ってきたのは18:00頃。夜はオフショアでの反省からノットについて考え直してみた。いままでずっとノーネームノットで過ごしてきたが太いラインの時に使えないということやキャスト時にガイドに当たって失速することがあることなどからいろいろ調べてFGノットに行き着いた。そしていつもクリンチかダブルクリンチでスナップなどを結んでいたが結び目のちょっと上くらいが必ずくねくねになることが前から気になっていたのでそれについても調べたところTNノットか漁師結びに行き着いた。というわけでこれらのノットの練習なんぞをやって過ごす。
 7/18(月)海の日。朝3:00頃に起きて、どこへ行こうかしばし考えて結局O浜へ。ここでもドッグウォークの練習なんぞをしてみる。そのほかにもいろいろ投げてみた。しかし全然反応がないのでふと思い付いてワインドなを試してみようと思ったら、車の中においてきたことに気が付く。仕方がないからテクテク歩いて車まで戻る。ついでにベストやら何やら降ろして身軽にして仕切りなおし。時間は5:00ぐらいだったろうか。周囲にはアジ釣りやキス釣りの人たちがポツポツ。あまり釣れていない。たまに見かけるアジもキスも小さいものばかり。休日の早朝だというのに人が少ない(後でわかったことだが女子サッカーのワールドカップ決勝をこの時間帯にやっていたらしい。人が少ないのはそのせいだったのかも。まあ釣りする人とサッカー見てる人の集合ってあんまり重ならないような気もするけれど)。テトラ帯先端部でワインドしてみる。右手が重いのだが先日のジギングのことを考えればこのくらいでへばっているようじゃいけないよなとひたすらロッドワークを続ける。するとヒット。だが水面に出た瞬間にフックアウト。しかしいままでワインドをなんどか試してみたが反応があったのは初めて。いままで確信をもてないまま試行錯誤してきたが、こんな感じのロッドワークでOKなんだと初めて思えた瞬間だった。これで気を良くしてさらに試すとしばらくしてまたヒット。しかしこれも水面に出た瞬間にフックアウト。なんなのかなと思いながら場所を移動しながらキャストを繰り返す。キャストしているとリーダーの結束部分がガイドに当たってそこからブチッとラインブレイク。FGノットはあまりガイドに当たらないが、引っかかると切れてしまうようだ。ノーネームの時は失速するだけで切れることはなかったのだが。FGでリーダーとメインラインを結束し直しキャスト再開するとすかさずヒット。本日これまでのヒットよりも大きい。そのまま足元まで寄せてくるとラインが足元付近を漂っていたナイロン袋の中に突っ込み外れない。しかたないのでナイロン袋といっしょに魚をネットに収める。いつも思うが、海にごみを捨てないで欲しいものだ。それはさておき、釣れたのは40cm弱のセイゴ。写真だけとってリリース。キャストを再開していると足元までチェイスしてくるのがなんども見えた。かなりの集魚力があるようだ。そうこうしているとまたまたリーダー結束部分がガイドに当たってラインブレイク。手持ちのワインド用ヘッドがなくなったのでいったん撤収。7:00を回っていた。そこからご飯食べたり子供たちを本日のイベントの集合場所まで送っていったり帰りに釣具屋に寄ったりして過ごし、10:30頃再びO浜へ。もちろんワインドをもっと試すつもりである。相変わらずバラシが多いが3つはゲット。30cm、25cm、28cmぐらい。どれも小さい。多少大きいのが掛かったこともあったがそれはバラシ。この日一日で獲った数は4、ばらした数は11、バイトだけあったのが4、チェイスもたくさん。一度だけ50cmぐらいはあったんじゃないのかなというのが掛かったのだけれど、これもバラシ。
 結局お昼も食べずに14:00までロッドを降り続け終了。さすがに疲れて最後は背中が痛くなった。

2011年7月17日日曜日

陸っぱり編その204

 7/15(金)4:20に目が覚めて、出遅れたしどうしようかなと布団の上でごろごろしていたのだが、結局新川橋へ。すでに車が3台ほど。だが車の数より人は少ない。ここに駐車して歩いて移動しどこかでキャストしているのだろう。しかし私は全然そこから移動する気はなく、先日のおじさんの話を参考に水門のあたりでバイブレーションを投げてみる。だが反応はない。10分ほどするとトイレに行きたくなっていったん撤収しコンビニへ。それからまた新川橋へ戻るのもなんだしと思い、大野側と浅野川の合流地点へ。2年前に鯉を釣ったあたり。あれ以来いってなかったのだが、以前より砂利道が整備されており、車も途中で停めたりターンさせたりできスペースもありなんだかちょい投げするにはいい感じ。周囲ではボラの幼魚、いわゆるイナッコが盛んに沸いている。対岸にひとり同じようにキャストしている人がいた。向こうも水際までいけるルートがあるということだろう。しかしなんにもルアーには反応がない。ときおりベイトがあたるだけ。6:00少し前に終了。
 河川でキャストするときはベスト付けているのだが、そのせいか最近5:30まわると背中がだんだん暑くなってくる。反応がないことも手伝って6:00前にはモチベーションが下がってしまう。

オフショア編その1


 今回は完全なオフショアの話。以前能登島で完全オフショアにいったときのことは陸っぱり編のままとしたが、今回からはオフショア編としようと思う。ただ以前のものは番号の関係でそのまま陸っぱり編としておきたい。
 7/16(土)早朝5:00前、西海漁港から出てオフショアのジギングに初挑戦。快晴。なぎ。風も穏やか。気温上昇必至。そんなコンディションの中、友人M氏、U氏、彼らの後輩M(彼とは初対面だが、この稿ではそのまま(彼らの)後輩Mとして表記しておく)と私の4人で乗り合い船でジギング。乗り合いといっても私たちだけ。ロッドは3本船頭さんに借りて、のこり1本は私の6.1ftのジギングロッド(4年前に購入)にM氏の6000番のアルテグラをつけたものを使用(このロッドというかリールが結構大変)。全員オフショアのジギングは初めてで、船頭さんに「ひとりくらいベテランがいないかなぁ~」と多少呆れられ、最初は浅めで練習ということに。すこし斜め前に投げて着底したらしゃくりながら巻いてくる。必ず着底させることという船頭さんの指導であった。私はまず借りたタックルで開始。テレビやなんやでオフショアジギングのジャークのイメージはあったのだが、やってみるとそんなにうまくはジャーク出来ない。こんな感じだっけ?と思いながら試行錯誤。借りたロッドにはダイワの4000~4500番のリールが付いていた。そのリールがロッドを持つ右腕にがんがん当たり非常に痛いので右腕にタオルを巻いてみたらこれがなかなか具合がよくリールと右腕がぶつかる衝撃をやわらげてくれる。ラインは4号とのこと。でかいの狙うこともあるので太めとのことである。ちなみにM氏のリールのラインも4号らしい。M氏はよくおぼえていないとのことで最初は3号と言っていたのだが、借りたタックルのものと太さに差がなく、多分4号と訂正。そのアルテグラをつけたタックルは後輩Mが前半使用。このタックルの問題のひとつは我々が適当にリーダーやリングを結束しているということ。我々はみんな陸っぱりの経験ばかりでこの太さのPEラインやらリーダーを結束したことがない、そしてこういう場合のノットを誰も知らないということ。こういう場合たいてい意味のない結び目とかハーフヒッチとか追加してなんだか団子になってあちこちに引っかかるということになりがち。そしてこの日もそういう出来合いのシナリオどおりのことが発生しまくったのである。そしてなにが偉いってその後輩Mが文句言わずに前半戦それを使い続けていたこと。後半戦は私が使ったのだが、変えようかと誘いを入れても、大丈夫っす、問題ないっすといってそのまま使い続けた彼はやはりなかなか潔い。まあ考えてみればこんなアラフォー三人組と一緒に釣りに行くだけでも健気ないい後輩だと私は思う(普段の仕事振りなんて私が知るわけない)。
 さてまずM氏が20cmオーバーのカサゴをあげ、しばらくしてまたM氏が30cmオーバーのナメラをあげる。底付近でゆっくり動かしていたら釣れたとのこと。というのも、下手なジギングを繰り返している我々を横目に船頭さんがインチクで底ものを次々あげていたの見てM氏は底ものならいるのではないかと思ったからとのこと。それからU氏も20cm未満のカサゴがふたつほど。この時点で私の心の中はといえばもちろん「振り回されん」。周りが何をしようが底物をあげようが「ここで『見たもの乞食』チックに飛びつかんぞ」ということ。結果がどうであれ、ただひたすらジャークと心に決めていた。
 それからだんだん深めに移動しながら魚を探す中で、反応が濃いときは船頭さんもわれわれと共にジギング。船頭さんのジャークのスタイルをちょっと遠目に見て、具体的なイメージが私の中で出来上がった感じ。テレビなんかでみてるのと自分の目で見るのとは大違い。もちろん船頭さんとおんなじにはならないのだけれど、まあ自分なりの解釈というかいま自分ができる精一杯の表現というか(そのときの船頭さんのスタイルは反応が顕著な時のスタイルだったはずと推測しているので、反応がそれより少ない時に使うようなもっと力を抑えた感じで長く続けるようなジャークも見れればまた私自身の形も増えたのだろうなと思う)。
 ところで、なぜかM氏は好調でまず最初にフクラギをあげたのもM氏であった。50cmぐらい。M氏いわく底付近。そして次は私にヒット。ジャークのイメージができてきて、だんだんうまくロッドを捌けるようになってきたのが効いたのだろう、きっと(多分きっと)。あげてみるとフクラギ。M氏のと同じぐらいのサイズ。中間層でヒット。次はまたM氏。同じくらいのサイズ。そして次は私にヒット。底付近で食ってきた。これも最初はいい引きで、青物だろうとか言いながら巻いてくると途中から重いだけになり、あがってきた魚の色が違う。ナメラ。40cmほどある。これはこれでフクラギよりもお土産としてはずっと価値が高い。
 この辺でM氏と私には心に余裕が生まれる。その後、U氏がふたつ立て続けにフクラギをゲット。後輩Mだけが苦戦。しかしMは二十歳そこそこの若者なので、「くやしいっす」「つれないっす」「まだまだ大丈夫っす」「絶対釣るぞ」「乗ってくれ」などと叫びながら巻き続ける。思うに若者というものは言葉が先行するものなのだな。自分自身が若い頃も似たようなものだった、ような気がする。みんなだんだんといろいろ経験積んで、いい具合にすこしずつ変わっていって言葉より行動で自己表現するようになっていくんだろう。きっと彼もそうやって変わっていくんだろうなと、勝手に想像してみたり。
 そのうち隣のミヨシにいた後輩Mがラインを団子にしてしまい「これそのまま投げたらまずいっすかね?」なんていっている。相当大きな団子で「それは無理だろ」といいながら、私が解くつもりでロッドを交換してやる。ラインが太いので多分解けるだろうと見越したというものあるが、やりにくいアルテグラ(後輩Mが途中で気が付いたのだが、ベイルのラインローラーのすぐ横にヒビが入っていて、ベイルを起こすとそこにラインが毎回引っかかる)で健気に続けていて、しかも釣れてない後輩Mを少し助けてやろうというものある(おい、ほんとの先輩二人が気にしてやらないでいいのか?)。そしてロッドは自分のものだから、このロッドで魚を一匹はあげたいというのものある。実際団子は2分ほどで解け、私はそのままアルテグラのついたロッドを使うことにした。
 そうこうしているとU氏がアイナメをあげる。40cmぐらい。あんなのも釣れるんだなという感じ。U氏のヒット中に、私が先ほどまで使っていたロッドとジグをそのまましゃくっていた後輩Mについにヒット。フクラギである。やはり同じような大きさ。船頭さんも一安心。そしてまたもやU氏が40cmぐらいのアイナメをゲット。なかなかあがってこないので船中ではガンドか?と期待していたのだが、実はスレ掛かりだっただけ。
 その後、後輩Mがつけたジグを外し、メタルジグもフックも自分のもの(ブルピンの120gとフロントアシストフックのうちのひとつを飾りつきのものにしたジグ)と付け替えたらあっさりヒット。これも底付近でのヒット。しかしなんだか引きが弱い。これは青物ではないなと思ったら、アイナメ。40cmぐらい。船頭さんが後輩Mのフクラギを血抜きしていたので、私も自分の上げたアイナメを血抜き。船頭さんいわく、神経締めと血抜きを兼ねて背骨を切ってしまったほうがいい、とのこと。そのとおりにやってみる。アイナメは背骨が柔らかいので簡単。血抜きしていいなら最初のふたつもしておけばよかったなと思うがいまさらである。船が血だらけになるのでちょっと遠慮したのだが。
 その後、私にまた底付近でヒット。なんだか重い。大きいのかなとも思ったがあんまり引かないのでどういうことかなと思ったら、U氏と同じアイナメのスレ掛かり。40cmオーバー。そのすこし後、後輩Mが30cmぐらいのアイナメをヒットさせる。
その後は船中全員のあたりが遠のいた。しばらくしてインチクに変更したM氏が20cmぐらいのカサゴをテンポよくあげる。ポイント移動中に聞けば、インチクのタコベイトに餌(魚の切り身)をつけているとのこと。船頭さんもつけていて、この餌も船頭さんからもらったものだと言っていた。インチクに餌をつけるとよく釣れるそうである。
 さてもう正午をまわり、最後のひと流しと船頭さんから宣言が出て、最後にもう一匹来ないかなとおもいながら巻き始めるとヒット。小さいし底だし、きっとアイナメとおもったらやっぱりそうであった。これは30cmオーバーくらい。最後のほうはアイナメばかり。
 結果はフクラギ1、ナメラ1、アイナメ3。M氏は最初のほうのナメラ1とフクラギ2、後はこまかいカサゴ数匹。餌をつけて釣ったやつはノーカウントとしたいところである。U氏はフクラギ2、アイナメ2、小さいカサゴ2。後輩Mはフクラギ1、アイナメ1。
 料金はひとり1万円で貸し竿料は1本千円。借りたタックルのリーダーは最初から付いていたのもあったが、付いていないものは最初だけ船頭さんにお願いしたら快く引き受けてくれた。時間は長く、暑い日であったが、意外と疲れは少ない。なぜか私は体力的には絶好調で、ひとりでひたすら激しくジャークし続けていたにもかかわらずまだまだ続行可能なほどであった。そもそもそんなに暑いと思わなかったくらいである。実家が近所の後輩Mと別れ、のこり三人で風呂に入り、ついでにそこの休憩所で仮眠してから帰宅。

2011年7月14日木曜日

陸っぱり編その203

 7/14(木)4:30頃、新川橋へ。晴れ。今日のテーマはドックウォーク。不得手なアクションだが、もっとそういうものを自分のものにしていかなければ、厳しい状況下では結果が出ないだろうと最近は感じている。で、サーフか大浜かとも思ったが、ちょっといつもと雰囲気を変えてと思ったので大野川へ行ったというわけ。
 さていろいろ試すが、いまいち。一度だけトップに出たが乗らず。乗らないと自分のルアーに反応したのかたまたまルアーの通過点でライズしただけなのか疑ってしまうが、そういう偶然というのもないだろうから、自分のルアーに反応したと思いたい。5:50撤収。
 帰り際にあったおじさんの話では、このあたりはバイブレーションがいいとのこと。トップはあまり出ないとも。トップならひとつ上の橋あたりか、下流の木のあたりか、とのことでもあった。実は私自身は新川橋であげたことがない(でかいのをスレ掛けたことはあるが)し、人があげているのも掛けているのも見たことがないし、新川橋はあんまり実績がないのかなと思っていたくらいなので、実は結構釣れるという話は意外。
 

2011年7月12日火曜日

陸っぱり編その202

 7/12(火)夜中に目が覚めてそのままなんだか寝付けなくなり、布団の上でごろごろ転がってるのもなんだからと思い、2:30頃、新川橋へ。軽いルアーを投げまくってみたが反応はほとんどなし。バイトなのかベイトなのか、たぶんベイト?という感触は時折あったのだが、結局そのまま何も釣れず。夜中だというのに暑い。非常にくたびれたので3:30頃、一端休憩し4:00今度はO浜へ。晴天。べたなぎ。弱い向かい風。階段を降りている途中で周囲でさかんにベイトが沸いているのが見え、かなり期待したのだが、無反応。ベイトは3~4cmぐらいの非常に小さい魚のようで、これを追っかけまわしているのもとても小さいなにかのようである。もしかしたらベイトサイズとのアンマッチなだけで、ルアーやメタルジグで釣れるサイズのかもしれないが、まあ、全然バイトもないまま5:30過ぎ撤収。
 とても疲れた。

2011年7月5日火曜日

陸っぱり編その201

 7/4(月)22:30近所のサーフにてキャスト開始。ウェーダーを穿くのは久しぶり。雨が上がって雲間から星が見える。20:00過ぎは細い三日月もみえていたが、サーフに着いた頃には月は見えず。昨年秋から通行止めになっていた大清台?のサーフが再び通れるようになっていたのを日曜の帰りに見かけたので来てみた。波が結構ある。波があれば期待できそうと感じてもなんら不思議はないのだが、なぜか全然釣れる気がしないまま、それでも開始。0:00頃までキャストし続けたがやはり反応なし。一度だけバイトではないかと思うようなハッとした瞬間があったが、それも怪しいものだ。かなりくたびれて終了。

2011年7月4日月曜日

陸っぱり編その200

 とうとう陸っぱり編がその200まできてしまった。綺麗に一日または一釣行で1回書いていたなら、この倍くらいのペースになるわけだが、その辺は相変わらずまとめ書きしてしまうことが多い。というのも全然釣れない日が続くと毎回「無反応」と書き続けることになるわけでそれはとても味気ないわけだし、釣りしてる時間が長い時期、つまり寝る時間や生活時間を釣りの時間が圧迫しているような時期が続くとこんなふうにブログを書く時間もないとなればどうしてもまとめ書きになってしまうわけで、まあ、結局は今後もこんな感じで続けて行くのかなと思っている。
 さて、7/3(日)。曇り。ベタナギ。風なし。ちと暑い。久しぶりに釣りをしてみた。ただの暇つぶし兼息子とのコミニュケーションの手段、という位置付け。まあ息子はまだ9つだし、別段コミニュケーションが難しくなっているというわけでもないのだが、最近なんか一緒に外で遊んでないなぁと。大きくなって勝手に公園だのなんだの行ってしまうから楽になったのは間違いないが、ここ2~3週間ほど休みの日に外で一緒に遊んでないなと気になっていたので、鮒釣りでもしてみようかと考えていたのだが、なぜか結局海へ。滝へ行ってみた。14:00頃到着。こんな時間に何を釣ろうというのだ?と自問自答しないでもないのだが、息子にはワームを投げさせ、私自身は甲烏賊ねらいでエギ。堤防の低くなっているところで始めてみたが、墨跡ゼロでまったく釣れる気配なし。息子にはワームで堤防の際を狙わせる。ただ引きではチェイスするが飛びついてくる感じがないのでツンツンアクションを入れさせると小魚が際から飛び出してはワームにアタックしてくる。最初はクリア系だったのをオレンジに帰るとさらに反応がよくなる。見てるだけでもなんだか飽きないのだが、そのうちアブラメの幼魚8cmぐらいをゲット。それに気をよくした彼はずんずん続けていく。ときおり私も変わるのだが、飛びついてきてかかったかなと思ってもすぐにばらしてしまう。果たして全然ちゃんとフッキングしていないんだろうなとは思うのだが、かといってジグヘッドをこれ以上小さくする気にはなれず。そしてまたまた息子にヒット。こんどはカサゴ10cmぐらい。そして帰ろうかなと思い始めた頃またカサゴをヒット。こんどは8cmぐらい。結局15:30過ぎ終了。結局息子だけ3匹。すべてリリース。私は釣果なし。息子は半ズボンだったので虫刺されが数箇所出来ていた。次からは虫除けをかけていったほうがよさそうだ。ついでにかゆみ止めも用意しておこう。
 たまにはこんな日曜の昼下がりがあってもいいかな。こんどこそ鮒釣り?そのためにはのべ竿から購入しなければならないのだが。