2019年2月28日木曜日

陸っぱり編その659

 2/27(水) 3:00過ぎ、小木港にてキャスト開始。
 堤防の曲がり角が空いている。何故?
 堤防の上はほとんどひとがいない。何故?
 こんな時間に帰っていくひとが数人いる。何故?

 釣れてないのは確かなのだろう。内側に電気ウキ浮かべてるのは車で待機してるひとだろう。それも5人ほどか。外側向いてるのはもっと少ない。

 凪。風は少し。晴れ。月夜。気温は氷点下。
 ヤリイカ狙い。曲がり角に陣取り、エギを投げてみる。
 今回は餌巻きエギとか試してみようと思い、そういうのも用意してみた。そして餌にササミの塩漬けも購入したのだが、忘れてきた。半分冗談で塩サバも買い足してあってそれだけは持ってきたのだが、くるくる回ってしまう。おそらく切り身のサイズの問題なのだが、なんか微調整する気も起きない。
 そのほかスッテなんかも試してみるがこれも反応はない。
 こんな感じで色々試してたわけだが、しばらくすると何か大きいものがライズし始めた。メタルジグなら十分に届く距離。盛んにバシャバシャやり始めた。
 なんか大きくない?ブリってサイズじゃないぞ?
 しばらくして静かになったと思ってたら、そのうちまた騒ぎ始めた。だんだん近くに寄ってきた。バシャっと海面を割った時に聞こえたのは、ブフッという呼吸音。魚じゃない。イルカだなと確信。サイズも納得。
 ブフッとかブフーとかあちこちでやってる。
 これは釣れん。みんな帰るわ、こんなんじゃ。居なくなったと思ってもそのうちまた騒ぎ出す。足下からほんの20mぐらいのとこで海面を割ってみたり。やっぱりイルカデカいな。しまいには5mほどのとこでブフーとやったり。引っかかっても困るので投げにくい。
 バカバカしいから帰るか車で寝ようかとも思ったが、せっかく来たし、イルカどっか行ったらチャンスあるかもとそのまま粘る。
 明るくなってくるとイルカはいなくなった。
 しかし釣れない。
 周囲を見ると外側に自分を含めて3人ほど、内側に5人ほど。
 遠くでナブラが沸いているのが見える。そこまで走って行ってメタルジグを投げても届くかどうかわからないぐらいの距離。問題は堤防の角で道具をあれこれ広げ過ぎていて、これを放ったらかしてそこまで走って行って大丈夫か、という点。いつもなら道具は身体に着けて機動力重視なのだが、この日は何せ色々試すために広げた道具が散乱していて身動きが取れない。多少片付けた頃にはナブラ終了。
 そのうち外側に向けて投げてたひとにイカがヒット。距離があるのではっきり見えないが、遠目で見る限りヤリイカ。大きくはない。エギに反応するヤリイカはだいたい小さめなのでそんなもんかなと。そしてこれがこの日みた唯一のイカ。
 その後、8:30まで粘ったが、釣りではないほかの用事を果たすことにして撤収。

 奥能登まで来て完全ボウズって、もしかして初めてかも。

2019年2月15日金曜日

オフショア編その92

 2/9(土) 遊心丸にて出船。右舷のトモ。
 寒い日だった。曇り。波も風もある。でもトモなので私のみに限っては前回よりは揺れない状況。
 この日の私のひとつ目はししっぽ。前回の最初もししっぽだった。20cm超えの良型。だけど隣の人にご進呈。
 その後、カサゴとレンコがポツポツ掛かるが、本命が来ない。
 船全体でもふたつほどしか上がっていない。

 風が強い状況でフリーでラインを放出するひとがいて、隣のひととその隣のひとがよく絡んでいた。多分、隣の隣のひとがラインを出し過ぎてるから。隣の隣から私の目の前も通り越してラインが風に流れていた。これではひとと絡むのも、さもありなん。

 そのうちだんだん風が強まり、11時頃、船長判断にて強制終了。
 残念。

 結果、ししっぽ1、カサゴ3、レンコ2。多分そのくらい。本命なし。カサゴやレンコは大きいのもいなくて隣のひとに全てご進呈。
 私の持ち帰りは、トモの真ん中で船長が釣ったムシガレイ大ひとつだけ。

 私にとって今シーズンの甘鯛ジギングはこれで終わり。最後にしては残念な結果やったなー。
 
 
 

2019年2月8日金曜日

オフショア編その91

 2/6(水) またまた遊心丸。前回のリベンジを果たしたいところ。
 曇り時々晴れ。最初はほぼ無風で凪。だんだん風が吹き始めてウネリも出てきた。
 この日も右前で実質ミヨシ。
 最初の流しで本命をあげたひともいて期待出来るかと思ったが、その後は魚が反応しない。前回の反省を踏まえて80gのイエヤスのグローの頭と尻にフックを付けていたのだが、全く反応しないので、60gに下げて頭のフックも外したらいきなりアタリがきてヒット。しかし、ししっぽ。つまりカナガシラ。20cmほどあり、ししっぽにしては大きいのだがリリース。この日は甘鯛以外は基本的にリリースするつもり。本命でなくてもなんかいいのがきたらキープするのだが、特にガシラやチビレンコはいらない。
 そしてどんどんリリースするという展開に。
 次はガシラ。30cmほどだが、リリース。その後もガシラかレンコが喰ってくる。釣ってはリリースを繰り返す。
 そうこうしていると小さいけど本命の甘鯛があがる。30cmほど。引きの弱さからレンコだと思ったほど。でも本命。前回掛からなかったのでなんか一安心。
 その後もガシラかレンコが続く。
 途中、イエヤス30gも試すが、この日は反応なし。すぐに60gを付けたロッドに持ち直す。
 そして本命。40cm弱といったところ。これもドラグ出すほどではない。2月なので甘鯛が小さくなってる感がある。
 そしてまたガシラやレンコが続き、リリースを繰り返す。
 終盤に根掛かりロスト。切るつもりでスプール押さえて力を掛けたら高切れ。ライン100ロスト。高いラインだったはず。まだ200mあるがとても痛い。左舷のひとが先に根掛かりしていたので、そういう場所ではケツ針の数を減らすような慎重さが必要だったかもしれない。

 この日はアタリがわかりにくい。本命にしろ外道にしろ小さい個体が多いせいもあるだろう。また釣れるようになってきた頃には波やウネリも強くなっていて胴の間よりも揺れが大きいミヨシに立っていることも無視出来ない要因と考えられる。ウネリや波のため、一定速度で巻いているつもりでも重さが変化することが非常に多い。重さの変化を捉えて合わせを入れる釣りなので、アタリがわかりにくくなるのも当然かなと。
 
 最後は船全体で誰にも何にも反応しなくなって終了。

 結果、甘鯛2、ガシラ6、レンコ6、ししっぽ1。なんとかリベンジ完了。キープは甘鯛のみ。
 
 この日もタイラバには反応なし。信じ切れないのですぐにイエヤスに戻してしまうのが原因なのかもしれない。
 信じ切るといえば、イエヤス沈めて底取って5回程巻いたらまた底まで沈めてまた5回程巻いて。これで釣れると信じてひたすら繰り返しすのだが、本命がくるか外道がくるかを選ぶことはできない。大きさも選べない。だが信じ切れずに、底を小突いたりしゃくったりしたら余計に釣れない。
 巻き続けるしかない釣りなのだが、ガシラとレンコばかり続くと何か手がないのかと思わずにはいられない。イエヤスにネクタイつけるのは効果なかったみたいだし、ほかに手はないものか。
 甘鯛シーズンもあと僅か。次の土曜、今シーズンの最後として出船できるといいのだが。

2019年2月1日金曜日

オフショア編その90

 1/30(水) 遊心丸にて出船。
 行きの道半ばでスマホを忘れたことに気がついた。今更戻る時間はない。さい先悪いなー。何かが起こらなければ良いのだが・・・
 6:30集合。晴れてて寒い。気温は氷点下。風、波ともそれなり。
 今日は右前指定なのだが、実際はずっとミヨシに立っていた。
 最初はタラもいる場所。というかここはタラの場所だけど甘鯛もいるという感じらしい。二投目でヒット。レンコかと思ったら大きめのガシラ。33cmぐらい。
 全体的に喰わなくて早々に移動。甘鯛メインのポイントへ。
 しかしここでもガシラとレンコしか喰わない。
 と思ってたら、ヒット。ガンガン引く。明らかに甘鯛ではない。真鯛か?船長はタラじゃねえか?とか言ってる。甘鯛向けに緩めのドラグがジージー鳴りっぱなし。少しずつあげてくる。それでもドラグ鳴らしてラインを引き出していく。丁寧にいなして諭して騙して上がってきたのは、あ、あれは、青物。がっくり。ただのガンド。まぁ体高のある一尾ではある。つまんねーオチ。
 さてその後も魚を掛け続けるがどれも甘鯛ではない。ガシラ中心。ヤナギバチメも掛かったが小さい。
 掛かった時に、もしかしてと期待してもせいぜいがちょっと良い型のレンコ。引きが違うので途中から淡い期待も消え失せる。
 同船者のほとんどは甘鯛初挑戦。少しずつ甘鯛が掛かる。私の隣のひとと私はベテラン組。このベテラン組が苦戦。甘鯛が掛からない。あげてもあげてもガシラ。またガシラ。
 ずっとそんな感じで、最後の流しで隣のひとに甘鯛ヒット。
 ここは私も続きたい。
 そしてヒット!重さを感じる。こんどこそ本命か?引きも強い。中層で暴れる。これは期待。ドラグはならないけど、小さめの個体ならドラグならないことも多い。きっと本命。そうであって欲しい。魚が見えてくる。あれは・・・、なに?本命じゃない?でっかいカナガシラ?いや、ホウボウ。42〜43cmぐらい。
 ホウボウゲットを見届けて船長が「さ、帰っか」。

 てな訳で、本命の甘鯛なし。残念。
 この日はイエヤスのグローが絶好調。重さは60g中心。時折80g。一度だけ30g。どれでも釣れる。タイラバ用のネクタイをイエヤスに付けてみたがやっぱりいい釣れる、ガシラが。効果あったのか?
 結果、ガンド1、ホウボウ1、レンコ3、ガシラ10、ヤナギバチメ1。レンコとガシラの小さいのはリリース。25cmぐらいのガシラ6匹は同船者に引き取ってもらい、それ以外は持ち帰り。
 ガンドは脂が乗ってて刺身がなかなかいい感じ。そしてホウボウの刺身が美味い。ただ弾力が凄くてもっと薄く切った方がよかったなと。これは良い経験。何年もやってるけどホウボウを釣ったのは初めて。買ってきて裁いたことはあるけど、刺身にしようと思えるサイズはなかなか売ってないし。

 さて、今回なぜ私には甘鯛が釣れなかったのか、考えてみた。
 船長は今日は俺甘鯛二回バラした、今日は5回巻いて落としていたが来るときは3〜4巻きでくる、横からドンと飛びついてくるぞと。
 さて今日の私は少し高めまで巻いていた。7〜15回といろいろ変えていた。これをいつもの6回で落としたほうがよかったのかもしれない。
 そしてもうひとつ。これはいつもと同じだが、ケツ針しかつけていなかった。船長のいうように横から飛びついてくるとしたら、アタマにも針を付けたらヒットしたのかも。この日は何度かアタリかと思って合わせて乗らないこともあり、それが甘鯛だったのかもしれない。しかし、そういうときはドンというようなハッキリしたアタリはなく、ん?変化した?という程度。
 いつも釣れるからといっていつもと同じが正解とは限らない。もっと柔軟に発想しなければならないと思うのだが、終わってから気がつくことが多いのは年のせいか?