2008年7月27日日曜日

ろく度めの出撃

 5度目からちょっと間が空いてしまったが、ようやく6度目の出撃。
 前回と同じ漁港から5:30頃出艇。
 今回のテーマはシーアンカー(パラシュートアンカー)を試してみること。釣りに関しては今までとパターンを変えてポッパーで表層狙いとしてみた。まあ釣果は期待していない。
 アンカーを打つときは船首からということなので、出港前にバウにあるキャリングハンドルの紐部分にアンカーロープを通す。こんなんでいいんかな?と思いながら試してみるとこれで十分ということがわかった。
 アンカーにブイがいるかなと思い、あらかじめアンカーの後尾にペットボトルをつけてみたのだが、投入してみるとアンカー自身の上部が少し浮いている状態で漂っている。つまりペットボトルは用なし。
 このシーアンカーは市販のものでなかなか便利だ。開口部の下になる側にオモリが入っている。しかも、陸上では気がつかなかったが、その反対側つまり上部は浮くようになっているようだ。故に海中に投げ入れただけでちゃんと開くし、回収も水面上に浮き上がっている部分を掴むだけでいい。カヤックだけあって水面がとても近く、すぐに手が届く。浮き上がっていない部分でも十分掴めるくらいだ。
 アンカーのロープもどうも5mもあれば十分過ぎるようだ。今後取り付ける予定のロッドホルダーにアンカーロープの端を括りつけておくことにしよう。
 さてアンカーの効きだが、前回までは回転するわ、どんぶらこっこと流されていくわ、釣りがやりにくくて仕方がなかったが、アンカーのおかげで艇の方向がぴたりと決まる。まったく流されないかというとそうでもなく、後ろ方向に序々に流されていくのだが、アンカーなしよりはずっといい。流れとか風とかの強さによって決まってくるのだろう。これでつりに集中できる環境がまた一歩整ったといえるだろう。
 肝心の釣果だが、ポッパー投げてる段階で期待してはいけないというものだ・・・。ノーバイトだったね。

2008年7月13日日曜日

伍度目の出撃

 本日は朝から出艇。半島の自分が住んでいる側とはちょうど逆側にあるとても小さな漁港から出港。なんやかんやで出航したのは6:00ちょっとまえくらい。
 この付近は大きな湾の一部なのでとても波が穏やか。カヤックを漕いでいてもとても気持ちがいい。
 が、釣れない。
 かぶらなんかを垂らしてみる。無反応。
 つまらないので、数百メートル?ほど離れたところに沖のテトラ帯を発見。わっせわっせと漕いでいってカサゴ狙いにしてみる。 
 艇が少しづつ流されるので、思ったポイントに入れてもすぐにラインが斜めになりその後のアクションがやりづらい。こりゃ上陸してしまったほうがらくだな、と思ったが、舫っておくためのロープを積んでない。とかなんとかやっていると根掛かり。リーダーも積んでないのでなんとか外したかったが、いろいろ試しても取れないので、結局思い切って強く引っ張ったら切れてしまった。リーダーがないけどこのままやめちゃうのもなんだから、リーダーなしでPEラインにジグヘッドを繋いで再開。すると水中からぱっと出てきた魚が一瞬停止し引っ込んだと同時にぐぐぐっと引きが伝わってきた。あわせると完全には穴にもぐっていない感じなのでそのまま引き剥がす。こりゃカサゴだなと思ってたらすぐにラインブレイク。うーむ、リーダーがないのはテトラ帯ではちょっと無理だねぇ。
 でも気を取り直してやっぱり直結し、ちょんちょん探っているとなにやらプルプルと釣れた様子。あげてみると、またもやアナハゼくん。
 まあ、そんな調子でもう少し続けたが飽きてきたので、10:00頃帰港。
 途中、かもめが寄ってきた。おこぼれ目当てかかもめがやってきて近くで漂っているのはこれまでもよくあったが、今日のかもめは10mぐらい離れて着水した後、どんどん近づいてきた。3mぐらい近くまでやってきてそのまま停止。寄ってくるのはなんだか可愛いのだが、そこはかもめなのでなんと言っても目つきがわるい。しばらくそのまま釣りをしていると、そのかもめはとうとう大あくび。そして悠然と飛び去っていった。すいませんねぇ、期待に応えられなくて。サビキ仕掛けでも積んどくべきだったか。
 今日もとくに写真なし。かもめでも撮っとけばよかった。

2008年7月12日土曜日

4度目の出撃

 本日は土曜だったので、日中から出撃。といっても海辺に着いたのはもう15:00。
 昨日の金曜は風が強いようだったので、夕方、陸(岩場)でルアーを投げてみたものの無反応・・・
 さて、今日の目標は沈した場合を想定して再乗艇の練習と艇がひっくり返った場合を想定し元に戻す練習。
 そういう目的があったので砂浜(というかジャリ浜だけど)から出艇。胸ぐらいまで海に浸かりそこからPFDでまず浮きながら乗艇の練習。
 まずは艇の横にしがみつき体を伸ばしてバタ足しながら乗ろうとするもPFDが引っかかり乗れない。あれ?そのままがんばっても体が艇の下にもぐり込んでしまい失敗。次に同じく艇に掴まってはいるけど手を伸ばした状態から、バタ足で勢いをつけて乗り込む。するとPFDを船縁に引っ掛けず上半身が艇の上に。ここまでくれば後は簡単。乗艇成功。と、こういうのを何回か繰り返してみた。艇の上から海に飛び込んで乗艇するとか。
 乗艇が可能になったので、こんどは艇をひっくり返してみる。キールに手をかけて、というのを聞いたことがあるのだが、我が艇はキールに手をかけ得るようにはなっていない。排水孔ではどうかとおもったが、艇横のサイドキャリーハンドルをつかんだままでは手が届かない。結局、再乗艇のときと同じように手を伸ばした位置からバタ足で勢いをつけて艇の上に上がりこみ反対側のサイドキャリーハンドルを掴む。これしかないようだ。
 再乗艇もひっくり返った艇を元に戻す練習もうまくいったので、せっかくだから釣りする。実は久しぶりにえさを買ってきたのである。その辺の浜はキスが好調とのことで、それではと思い円盤オモリ、キス仕掛け、石ゴカイなどを買ってきた。船釣りの初心者と言えばキス釣りだよな、と思いながら。そして艇上からかるく投げてみた。こんなんでつれるんかなとおもいながらあげてみるとちゃんとキスがついてきた。あー釣れたねぇ、てな感じ。えさ釣りなんてほんとに何年ぶり?
 そこで気をよくし、また投げてみると3本の針に全部掛かってる。こんなのも久しぶり。と次々やってみた。約1時間で10匹。ただサイズが12cm~16cmぐらいと小粒。でもつれないよりやっぱり何であれつれたほうが面白い。結構流され海岸近くまで寄せられるのでその度に沖に戻る、を繰り返すことに時間を費やした。アンカリングすれば、そんな時間を減らせるだろうからもっと釣れそうだ。
 今日は波、というよりうねりがこれまでより強かったのだが、この程度なら問題ない。危なそうに感じることはまったくなかった。けっこうなうねりの中でちまちまえさなんかをつけているとすこし船酔いした。
 今日は写真はなし。撮り忘れた。けどキスだし、まあいいか。
 ここのジャリ浜、ジャリが結構大きくてサンダルに入り込んでくるとかなり歩きにくい。

2008年7月10日木曜日

3度目の出撃


 本日も出艇。夕方19:00ぐらいから、これまでと同じ漁港を出発。

 波はない。しかし少しうねってる。遠くをたくさんの漁船が走っていたのでその引き波か?

 天気もよい。すこしは慣れてきたようで準備に掛かる時間もだんだんと短くなってきた。


 今日の作戦は、あくまでも陸っぱりの延長ということで人が陸からは近づきがたいような岩場を海側から探る、というもの。適当に近くの岩場に近づいて、キャスティング開始。

 しばらく投げていると、ヒット!カサゴ。小さい。が、まあ昨日より随分マシ。開始早々でこれなら次も期待できそう、とおもったがその後ヒットなし。あれ?


 20:00頃には暗くなるので、スターンの一番端につけた航海灯(?)をつけてみる。一番端のあなに通す棒を用意しそれに航海灯をマジックテープで取り付ける。いいアイディアとおもったのだが、電気をつけようとして気がついたことがある。手が届かないのだ。仕方がないので艇の上を手で2歩?ほどそろそろと進みなんとか点灯。この場所は駄目そう。

 航海灯らしきものもついたので21:00ぐらいまで粘ってみた。いろいろ投げて試してみたが効果なし。 

 まわりでは大き目の魚がなにかチェイスしているようでときおり激しくはねるのだが、私のルアーには無反応。

 そのうちなんかそんな大きなのもあげてみたい。と、きたいとやぼうを胸に秘め帰港。

2008年7月9日水曜日

二度目の出撃


 昨日に引き続き、本日も出艇。18:30頃より20:00過ぎまで。昨日とおなじ漁港から、その周辺の海まで。昨日より少し沖まで行ってみた。昨日よりは波がすこし高い。潮も速いようだ。

 今日はサイストラップをつけてみた。昨日は艇が揺れるときに体と艇の一体感がなく、頼りなげだったので試してみたというわけだ。やはりつけてみると踏ん張りが効くというか足と艇がつながっている感じが出て良い。ただつける位置ってこんなもの?ってな感じでやっているのでもっといい取り付け位置があるのかもしれない。

 今回もメバルロッドを突っ込んでいったのだが、やはり単純に陸の延長というわけにはいかないようだ。潮が速いせいもあるのだろうが、なんたってキャスト後の着底がすぐにわからない。それほど深くはないのだからすぐ着底しているはずだが、ラインはどんどん出て行く。艇自身が流されていくというのも原因だろう。艇の向く方向もどんどん変わっていくため、横にキャストしたはずでもすぐにラインがスターン側から海中に向かって伸びているなんてことが当たり前にある。こりゃアンカリングすべきかも。

 で、記念すべき最初の1匹目。来たっと思ったら・・・あなハゼ君。

 まともな獲物が獲れるのはいつの日か。

 

 

2008年7月8日火曜日

進水式の日


 フィッシングカヤックを購入し、本日めでたく進水式を執り行った。

 と、まあ、淡々と事実を書いてみるとそれだけなんだけど、ここにいたるまで結構悩んだりなんだりしたので、もっと感慨深いものかなと思ったが、そんなことを感じるいとまもなかったというのが正直なところ。

 私はいま、日本海にある海辺の田舎に住んでいる。
 南関東ではカヤックフィッシングが盛り上がっているようだが、日本海側のこっちでは、少なくともいまのところ盛り上がっていない。先週の木曜日だったか、堤防で釣りをしている途中にカヤックが海に浮いているのを初めて見た(そのカヤッカーさんが竿を載せてたのかどうかすらわからない)。というぐらい盛り上がってない。そんな状況なのだ。なのです。えぇ。
 つまり、まあ、周囲に教えてくれる人もなく、同行する人もなく、手探りでカヤックフィッシングをやってみようと思い立ち、やってみたよ、というのがこのブログ。
 ほんとにまったくわからない状態からのスタートでベテランさんから見れば馬鹿々々しいようなことばかりかもしれないけれど、そんなこんなを記録して行きたい。馬鹿々々しいほうが自分で後日読んだときにおもしろいだろう、きっと。
 
 で、進水式。仕事を終えた夕方、天気も悪くない。風もそれほどない。たぶん波もそれほどではあるまいと思い、艇を積んで小さな漁港へ。到着時刻はほぼ19:00。暗くなるまで1時間といったところ。車を止め艇を下ろす。重い。でも艇を受け取った昨日よりは軽く感じられる。スロープに艇を置きシートその他を乗せて御神酒と塩を振りかけたりなんだりしていると近所の漁師のおじさんが軽トラで近くに乗りつけなにやら作業をし始めたので声をかけた。「こっからこの船だしてもいいけ?。」
  おじさんは、気をつけろ、無理するな,遠く行くな、携帯持ったか、と言ってくれた。なにせ自分自身が今日進水式なくらいだから(試乗すらしたことない)、「全く今日始めてやし、あぶなそうならすぐ戻ってくるわ」といいながら、準備。標準?でついてきたリードみたいのをPFDとカヤックに付け(この用途でいいのか?)、カヤックとパドルをつないでとかなんとか。そしてついにおじさんの見守ってくれる中、スロープから出航。

 スロープを押して(すべるぞ、気ぃ付け、の声援あり)、カヤック初乗艇。っててて、ぐらぐら、あらよってな感じで座る。パドルはこんな感じでもつのかなと思いつつ漕いでみた。あー、そうか、パドルって湾曲してる側を後ろに向けるので正解なんだな(購入したパドルを見たときどっちかそれすら判らなかった)。あれ?シートに座ってない。シートの前に腰を下ろしてるし。よよよ、と座りなおし。なんか調子出てきたみたい。堤防を避けつつ外側へ。
 港内よりすこし波があるけれど、いい感じ。ずんずん進んでみた。これがKAYAKか、けっこういい感じじゃない?と暗くなりつつある海を少しづつ進んでいった。あー、シットオンカヤックってすごくぬれるんだな、というのが正直な感想。艇の底と上部を繋ぐ排水溝から絶えず水が上がってくる感じ。これ、夏でないと海パン一丁というわけにもいかんだろうなとそれを見ながら感じていた。秋のイカ釣りではウェィダー必須か?それともドライスーツ買うべきか?てな感じ。50mほども沖にすすんだろうか、一旦周りを見回してみる。携帯を取り出して雲間からのぞく夕日とバウを写真撮影。390cmの艇は陸上では大きく感じられるけど、海の上では小さく感じる。前半分しか見えていないから当たり前?
 ふわふわと漂いながらしばし波間に佇む。その後一旦引き返した。竿を振ってみたくなったのだ。竿を取りに戻ったというわけ。いったん上陸し(出艇より上陸のほうが、少なくとも漁港内のスロープに関しては、簡単な感じがした)、メバリングロッドをホルダーに突っ込む。ルアーやジグを乗せて再出艇。その辺でうろうろしながら30分ほどキャスティング。
 結果はノーバイトだったけど、まあこんなもんだよね。20:00ぐらいに帰港。
 こりゃ、釣れないかも。餌つけるべきか?ルアーだしねぇ・・・と正直な感想をいちおうしょうじきに述べておく。カヤックでの最初の一匹はいつ上がるんだろねー。まあ、あしたから機会を見つけて数多く挑戦していきたい。