2017年2月12日日曜日

アイテム編その8

 前回のアマダイ釣行でリールがおかしくなったことをきっかけにメンテナンスをまじめに考え始めた。
 SephiaCI4 C3000SDHはメーカーメンテナンスに出してみた。ExsenceCI4の4000sも。後者はずっとましなのだが、負荷をかけてみるとなんだかスムーズではないみたいなのでついでみたいなもの。

 さて、手元には一度海水に浸かってしまいゴリゴリになったSephiaBBがある。落としたわけではない。人の和船でエギングに行った際、帰港途中に船底に海水が溜まり気が付いたらそこに浸かっていたいたというわけ。
 これをメンテの練習台にして、自己メンテに挑戦してみようとおもったのである。うまくいけば今後メーカーメンテに出さずに、つまり金も時間もかけずに、リールを好状態に保つことが出来るはず。その分手間はかかるけど、それも釣りの一部として楽しめそう。

 いままでメインシャフトのところのワッシャみたいなやつ(スプール座金というのが正しい)が外れなくてローター(ベイルを支えているでかいパーツ)が外せず、したがってピンオンギアあたりをバラシて洗浄するといったことが出来なかったのだが、スプール座金を外すことが出来たので、話が一気に進展。

 なんでスプール座金が外せなかったか、単にきっちりはまっていて外せなかっただけ。無理やりだとひん曲がりそうで手を出さなかったのだが、精密ドライバーなんかを使って少しずつずらしていって外すことに成功。一度外せるとわかったら、そしてひん曲がるほどのものでもないということがわかったら後は気軽につけたり外したり。

 で、中にあるベアリングなどの汚れやピニオンギアのグリスなんぞをティッシュペーパーなんかで拭き取って改めてシマノのスプレーグリスやスプレーオイルを指し直して組み上げてみた。
 しかし、あんまりゴリゴリ感は改善されない。

 こうなったら徹底的にやりたくなるのが人の情。

 そこらの釣具屋で手軽に買えるような簡易なグリスでなく、ほんとのメンテナンス用を購入したほうがよさそう。ということでサービスグリスDG06を注文。サービスグリスはベイルアームカム辺りに使うものやドラグに使うものはそれぞれ別のものが売っているし、すべてを揃えるのは負担だが、ギア回りに使えるものだけあれば今回はそれで済みそう。
 そしてパーツクリーナー。これは釣り具用とか考える必要はないと思われたので、KUREのCRCパーツクリーナーを注文。なんといっても安い。
 
 これを木曜の深夜というか、金曜の0時過ぎに注文し、まず昨日の土曜日にパールクリーナーが届いたので、バラシと洗浄に取り掛かる。

 作業に当たっては、まず100均で大きめのマットを購入。机を汚したくないというのもあるが、モケモケしたマットを引いておけばパーツがどっかに転がっていくというのを防げるし、基本的に散らかしまくっている机の上の、ほかのごちゃごちゃしたものに紛れるというのも防げる。写真のオレンジ色の背景になっているのが、それ。

 今回は、ベイル回りとドラグは問題なさそうなので、作業の対象外。

 そしてすこしずつばらして洗浄を進めていく。
 パーツクリーナーはかなり勢いがあるのでベアリングの洗浄には非常に便利。しかし勢いがあり過ぎて思いっきり噴射すると跳ね返って自分に掛かる。眼にも飛んでくるのでサングラスでガード。ボディの中のグリスを流し切ると現れるパーツなんぞもあり、どこにどうついていたのかよくわからない。大体の場所はわかるのだが、はてさて。

 ベアリングもギアもほかのパーツもすべて洗浄しグリスっ気は完全にゼロ。本体内部のギアやシャフトに傷はないようなので、部品を交換する必要はないようだ。ここにDG06を塗って組み上げて完成、するはずなのだが、届かない。DG06が届かないのである。
 このまま、いつまでも置いておくのも邪魔だし、そのうちパーツをロストしそうなので、グリスもオイルも使わずに仮組み。
 謎のパーツは、リールを買ったときについてくるパーツリストを見ればわかるはず。・・・ない。SephiaBBのパーツリスト(紙)が見当たらない。ネットで探すが見つからない。なんたって’07のBB。10年前のじゃないのも仕方がない。とりあえずシマノのサイトにあるのは’10。大体同じだろ、というノリで参考にしつつ作業を進める。しかし謎のパーツはすでに’10には存在していない。形と位置から推測するにメインシャフトとピニオンギアのあたりについてたはず。3分ほどあれこれ試してこれしかないという形に落ち着く。
 さらに細かいワッシャで位置がよくわからんのがひとつ。摺動子ガイド(「しゅうどうし」と読むらしい)のうちの片方を外して洗浄してたらグリスの中から出てきたやつ。なんでこんなところから?ここにあるわけがない。’10のパーツリストを眺めていると、たぶん「ウォームシャフトブッシュ(後)」のところのワッシャ。場所的に近いので外す際にでもグリスでくっついたのだろう。
 
 そんな感じで組み上げて、回してみると、もちろん滑らかさはない。すこしゴリゴリ。ま、グリスもオイルも差していないんだから当然。
 
 これでDG06付けても改善しなかったら、もう打つ手はない。’07SephiaBBをメーカーメンテに出すという選択肢は、ない。

 そして、組み上げた後に気が付いたが、ストッパーレバーをどちらにしてもスプールが逆回転してしまう。あれ?余ってるパーツとかはないんだがな・・・。
 ウォームシャフトギアの向きとか、かな?

 とりあえず、お昼ご飯を食べてからスプール逆回転の原因調査。
 再度ばらしてみる。
 ストッパーレバーを切り替えるとどこにどう作用するのか見てみると、実にシンプルな動きしかしていない。ストッパーカムの部分が少しずれるだけ。ピニオンギアにもウォームシャフトにもまったく無関係。ストッパーカムはローラークラッチ組と噛み合うようになっている。もちろん、嚙み合うように組み上げている。そしてローラークラッチ組の下部分がわずかにズレるようになっている。これはどういう意味や効果をもつ部分なのだろうか。
 ローラークラッチ組は’10 SephiaBBのパーツリストではひとつの部品扱いだが、実際には6つのバネと6つの円柱形の金属パーツ、内側に微妙な角や直線を持つ金属リングをその内側に持っている。これもバラしたためにバネのひげの方向(円柱形に対してたてるのか寝かすのか)がよくわからない。最初は寝かせる方向で組み上げたら逆回転してしまっているので、今度はたてる方向で組み上げてみる。そしてドライブギアを指で押して回してみる。するとどうでしょう、ちゃんと逆回転が止まるではないですか。ほんとにたったこれだけだったのか。これが真の原因なのか。
 ローラークラッチの機構を理解していないので、なぜこれで直ったのかはわからない。

 とりあえずまあ、結果オーライ。
 できればローラークラッチは次からばらさないでおこう。注油禁止とも部品に書いてある部品だからオイルを差す必要もないわけだし。

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