2022年1月16日日曜日

オフショア編その119

 

1/15(土)、遊心丸にて出船。富来で甘鯛狙いは一年ぶり。
 7:00集合だが前日までの荒天でまだ波が荒くゆっくりと出船。
 曇り。風は3mの予報。波は2〜3m。かなり荒めで時折波の壁が迫ってくるその雰囲気はタイラバというよりジギング。
 左の胴の間、後ろ寄りの位置。
 なかなか反応しない。
 船中ポツポツと当たり始めるがミヨシ側ばかり。私を含めトモの数人には全く反応なし。そんな中、ミヨシ側の左舷のひとが好調で立て続けに良い型の甘鯛を上げる。
 何が効くのかとひたすらネクタイを交換したりヘッドを変えたり。それでも全くコツリとも言わない。船長はピンクだよ、ピンクが効くよ、というがピンクのカーリーにしたり他色と組み合わせたりと色々試しても無反応。ふた流し目の終盤にやっと反応があって掛けるがほぼ引かない。小さいカサゴか?しかし時折動くのでなんだろうと思ったらチャリコ。本当に手のひらサイズ。目分量で15cm。もちろんリリース。この時のネクタイはStartのクリアと赤の組み合わせのやつ。
 その次の流しでドラグを出すほどのアタリと引き。しかし途中で全く引かなくなったり時たま引いたり。船の近くまで上がってきていきなりドラグを鳴らして走り出したり。なんだろと期待したら、60cmほどのエソ。あーぁ・・・
 前半はこんな感じでトモ組は完全沈黙。ガシラも来ない。よく乗り合わせたことがある顔見知りのOさん夫妻がトモにいたが二人とも沈黙。一度だけコリっと噛んできただけ、とのこと。
 後半に入る頃、ふと見るとOさんの奥さんが休んでいる。船酔いらしい。これだけ揺れ続けて全然釣れないと酔って当然。実は自分もネクタイやヘッドを交換するために頻繁にラインを結び直していたら少々酔い気味になった時間帯もあって、これはとにかく釣れることが一番の薬だとわかっているのだが、釣れないのでどうしたものかと思っていた。
 先日から自分的には好調の組み合わせ、ビンビン玉TGにダイワの赤黒ゼブラカーリーを投入。するとガリガリ喰ってきた。ひたすら巻き続ける。合わせを入れてヒット確定、としたいところだが、すっぽ抜けを警戒してひたすら巻き巻き。相当巻き上げてからもういいかなってところで訊き合わせの形でゆっくり持ち上げる。ヒット。しかし引かない。ガシラか?時折動くような感じもするがなんだろう。またチャリコか?と思ったら甘鯛。30cm足らずほどか。小さい。
 次はレンコダイ。20cmほどしかないが、目も飛び出してるのでリリースを諦めてキープ。  
 その後、赤黒ゼブラカーリーでは続かず。またまた違うネクタイを試す。ダイワの中井ノレソレのピンク。デカいというか幅広のそれは効くのだろうか。取り敢えずピンクでデカけりゃアピールにもなるだろうから試してみよう。
 そしてこれが正解。
 ガリガリ喰ってきてひたすら巻き続けてヒット。途中ですっぽ抜けたか?と思うほどに引かない。トモからそれを見ていた船長曰く「竿を立てると竿の弾力でバラすぞ、真下に向けて巻け、立てるからバラしただろ、それ」。船長が言うように、本当に重みも消えてすっぽ抜けたなと思ってたらなんかヘッドだけの時よりも少しだけ重みを感じる。ついているようないないような引かないし、と思ってたら、魚が付いてた。甘鯛。サイズアップ。35cmオーバーだろうか。なんでこんなに引かないの?
 その甘鯛の口の中にイカがいた。胴長5cmほど。こういうのを喰ってるわけね。小さいがコウイカの類。胴の形は崩れ気味だがちゃんと足も付いている。コウイカの背骨、いわゆるフネがある。小さいながらもちゃんとコウイカのフネ特有の模様が浮いている。
 さてそのイカをフックに引っ掛けて再投入。
 するとガリガリ喰ってきたが巻き続けているとそのまま噛むのをやめてしまった。残念。考えてみるとただの餌釣りなわけで餌のイカがなくなればやめてしまうのも当然か。巻かずに止めておくべきだった。次はイカのゲソでも持ってこようか。スルメイカのゲソとホタルイカが冷凍庫にストックしてあったな。
 その後はしばらく反応がなく、しかしピンクの中井ノレソレを使い続けているとヒット。やはり引くのは最初だけ。どうもこれは甘鯛っぽい。果たして、上がってきたのは甘鯛。30cm台前半か。なぜか自分にかかるのは抵抗する気の薄いやつばかり。甘鯛特有の中層でドラグを鳴らすような奴がこない。まあサイズが少し小さいから仕方ないのだが、つまりドラグ出すような大きい奴がかからない。
 さて14:00頃になって、船長が「じゃあ帰るか」と言い出した時ちょうど着底寸前だった。パラシュートアンカーをしまうまでは誘えるなと思って着底させ、数回巻いて、また落として2回巻いたら引ったくるようにヒット。巻き続けて喰わせる必要がないような当たり。結構元気のいい引きでかなり期待したのだが、数回巻き上げたら途端にやる気を失ってほとんど引かなくなった。この感じは甘鯛。確信。そして予想どおり甘鯛30cm台前半。
 これにて本当に沖上り。
 結果、甘鯛4、レンコ1、チャリコ1、エソ1。

 左舷ミヨシ側の人は途中からイエヤスでも甘鯛を上げていたので、イエヤスを試してみても良かったかも知れない。去年までならイエヤス一辺倒だったわけだし。
 イカを食べているのならば、シルバー系は効かずグロー系か。しかしグローのヘッドは効かずビンビン玉の赤キンで釣れたことを考えるとヘッドの色はどうなんだろう。同じビンビン玉でもオレンジ金では結果が出なかった。
 翌週も予約してあるが、出船できるだろうか。
 

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